「デジタルデビル物語 女神転生」ファミコンプレイ日記11日目
前回10日目のあらすじ……。
炎の腐海ダンジョンのボス『セト』を無事倒す事に成功したナカジマアトラとユミコお嬢。
残る魔王はラスボスの大魔王『ルシファー』のみ! はたして二人はルシファーを倒し、この世界に平和をもたらす事が出来るのか!
しかし最終決戦に向けてひとまずはレベル上げ。更に悪魔合体を行い、このゲームの最強格のマモノを仲間にしようと奮闘する!
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お主らが温泉に入りに来るもの残り少ないのかの。寂しくなるのお。
ええ……そうですね。残る魔王はあと一人、大魔王ルシファーだけですからね。ルシファーを倒す事が出来れば、ボク達もこの世界の役目を終えて、元の世界に戻る事になりますね……。
出会いがあれば別れもある。世の中の摂理ですわね。私もこの温泉はお気に入りでしたから、もう利用できないと思うと少々寂しいですわ。
ところで、魔王セトさんが散り際に言っていた『ルシファーに対抗するための特殊なアイテム』の存在が気になりますね。はたしてそれはどんなアイテムなのでしょうか?
分からない事を考えようとしても答えはそう簡単には出ませんわ。ならばまずは出来る事から! レベル上げと悪魔合体を行って戦力アップを行う事が先決ですわ! アイテムの存在はきっとおのずと見えてきますわよ!
二人は最終決戦に向けてレベル上げ&悪魔合体を行い戦力アップを図る事に。
なのでレベル上げの為に再度炎の腐海ダンジョンに足を踏み入れた。
わたくし、ちょっと寄りたいところがありますのよ。ほら、囚われていた神様のイザナミさんがいたでしょう? 仮面の呪縛から解いたとはいえその後が気になりますの。ちょっと向かってみてもいいかしら?
それはボクも気になっていたところです。では向かってみましょうよ。
イザナミが居た部屋に向かった二人。しかし、やはりイザナミが捕らえられていた部屋には入れず、どうなっているかが分からなかった。
ふう、ダメでしたわね。仕方ない、ここは諦めてレベル上げに勤しみましょうか。
そうですね……。
レベル上げの為に良い狩場を探し始めた2人。
しかし、そこで何やら謎の物体を発見した!
なんですのコレ?
さあ、なにやら古びたつぼのようですね。
中には何が……。あっ、なにやら底の方に青白く光っている物が見えます!
本当ですの? 取ってみてくださる?
はい、ちょっと待っててくださいね。よっと……。
……あれ? ううん、そんなはずは……。
どうしましたの?
なんだかこのつぼ、変なんですよ。手応えがないというか、中の物体には届いているはずなのに……。一体どうなっているのでしょうか?
じれったいですわね。つぼごと破壊して中身を取り出して差し上げましょうか!
た、短絡的すぎますよ、ダメですって!
きっとなにか、つぼの底の何かを掴むためにはまだ知らない情報があるのかもしれません。
仕方ありません、ここは一旦諦めましょう……。
仕方ないですわね……。
つぼの事は取り合えず後回しにした二人。
炎の腐海ダンジョンでレベル上げを優先する事にした。
敵が現れた!
オルトロスが現れた!
お前たちがルシファー様に逆らう者達だな? このダンジョンの魔王セト様すら倒したとかいう……。
敵ですわ! あら、でもこの姿は……。
お、オルトロス先輩だワン!?
ん? お前はケルベロスか?
……フン、相変わらずマヌケ面だワン!
ワ、ワン……(ビクビク)
まさかそこの人間達に従っているワンか? アーッハッハッハ! お笑いワン!
人間如きに屈服させられているなど、高貴なマモノである我ら一族の面汚しワンねえ!
ムッ、なんだか嫌な感じのモンスターですわね! とてもケロちゃんと同族とは思えませんわ!
こら、ケロちゃん! そんなやつ、バシッとやっつけてしまいなさいな!
そ、そんなこと言ったってワンねえ……(オドオド)
フン、いつもいつもそうやってオドオドして、見てるだけで腹が立ってくるワンねえ!(バシッ!)
オルトロスの攻撃!
ケルベロスに60のダメージ!
キャインキャイン!
ワン! どうしたワン! そんなんでルシファー様に戦いを挑む気かワン! ここまで冒険を続けても、お前の気の弱さは昔とちっとも成長していないワン!
く、クゥ~ン……。
(ん? なんだかこれって……)
もう、あったまきましたわ! どきなさいケロちゃん! わたくしが相手に――
お嬢様、待ってください!(小声)
なんですのアトラ! 止めないでくださいまし!
もう少しだけ、様子を見守りましょう! この戦いはなんだかきっと、ケルベロスさんにとって大事な事のように感じるんです……。
ま、まさかこれはケルベロスさんの成長イベントですの……?
わ、わおーーん!(バシッ!)
ケルベロスの攻撃!
オルトロスに30のダメージ!
オラ! どうしたワン! お前の力はその程度かワン! もっと打ってこいワン! アクマの力を見せてみるワン!
ワン! ワン! ガオオオオオオ!(バキバキッ!)
ケルベロスの攻撃!
オルトロスに100のダメージ!
ぐふっ! そうだワン、それでいいワン! お前に足りないのは勇気と、ハングリー精神だワン!
お、オルトロス先輩、もしかして僕ワンの為に……?
こうまで言わなければお前は変われないと思ったワン。荒療治だったかもしれんが、これから先は過酷な試練が待っているはずだワン、今ここで得た気持ちを忘れずに、最後の戦いに臨むワンねえ……。
オルトロス先輩! ありがとうだワン!
ケルベロス、頑張るワン。
人間方、ケルベロスをよろしくお願いしますワン……。
オルトロスは去っていっ――――
あっ、経験値……。
はぁっ!(ズバッ!
キャイン!?(バタリ
ユミコお嬢の攻撃!
オルトロスを倒した!
ワン!? オルトロス先輩ワーーン!
お、お嬢様……いま良いシーンだったじゃないですか……。
いけないいけない、忘れる所でしたわ。今のわたくし達の目標はレベル上げですの! さあ、マモノをキビキビ倒していきますわよ!
ケロちゃん! オルトロスさんの屍を越えて、強くなるんですわよ!
ワン……やっぱりユミコさんってこわ……。
その後ひたすらレベルを上げた2人。
更に上のレベルに上げるために、2人は炎の腐海ダンジョンからアンフィニ宮殿ダンジョンに場所を移すことにした!
レベル上げもかねて、アンフィニ宮殿ダンジョンの探索をしていこうかと思いましてね。このダンジョンのどこかに大魔王ルシファーもいると思いますし、向かうべき場所の把握はしておこうかと思いまして。
いいですね。しかしアンフィニ宮殿、思った以上に広そうなダンジョンですね。炎の腐海ダンジョンの数倍はありそうな広大さを感じさせますね……。
アンフィニ宮殿は非常に広いダンジョンだった。とにかく歩き回り、もはや迷ってしまったと言わんばかりに彷徨っていると、何やら人影を発見した!
ホーリーのつぼは底なしのつぼ。
もしも秘密を知りたくばリックの力を借りなされ。
え?
なんですの、いきなり……。リックさんの力がなんですって?
まてよ、ホーリーのつぼ……。底なしのつぼ……。
お、お嬢様! もしかして、ホーリーのつぼというのは炎の腐海でみつけた、あのつぼの事を言っているのではないでしょうか?
そうなんですの? まあ、これまでつぼらしいものはあの時のつぼしか見つけた事はありませんでしたが……。しかし、リックさんの力を借りるとは、一体どういうことかしら?
さあ……あっしもさっぱり……。
まあ、有力な情報も聞く事が出来ましたし、ちょっと面倒ですが炎の腐海のつぼの所まで向かいましょうか……。
ホーリーのつぼの情報を得た一行は炎の腐海ダンジョンに再び戻った!
さて、つぼの元まで戻ってきましたが……。
さあリックさん、ではあなたがつぼの中身を取り出してみて欲しいですわね!
見た通り全裸のあっしは別に特別な力なんてないと思いますがね……。まあやってみましょうか……。
リックは壺のなかに手を突っ込んだ!
……しかし、つぼの中身を手にすることは出来なかった!
なんだかすいやせん……。
うーん、これはあのオヤジにまんまといっぱいくわされたって事かしら?
そうでしょうか……。
そういえばリックさん、仲間になってもらう時に付けてたリックの腕輪、ありましたよね? お嬢様、もってます?
ええ、ここに。
……もしかして、この腕輪を使う時が遂に来たってことですの?
なんとなく、そんな気がしてるんですよね。ちょっと借りますね。
この状態で……あっ! なにやらひんやりした感触が……と、取れました!
ナカジマははくりゅうのたまを手に入れた!
やりましたわね! して、このはくりゅうのたまとは一体どんなアイテムですの?
いえ、よく分かりませんね……。この女神転生では大体のアイテムの効果が分からないですから……。まあとにかく持っておきましょう。
レベル上げも十分に行い、コンディションは万全に。
そしてミコンの町に戻ってきた二人。そこで、懐かしい姿を見つけた!
か、カニさん!? どうして!?
うむ、お主に良くしてもらったキャンサーの仲間達じゃ。最終決戦に向けて旅立つお主たちの力になりたいと、こうして集まったようじゃ。キャンサーの他にもマモノ達が集まっておる。
ここで悪魔合体を行って、戦力強化を存分に行うのじゃ!
ニャー達みんなが応援してるニャ! 我らアクマにとって大魔王ルシファー様も大事だけど、マモノ達と共に旅を続けてくれたお二人の事も大事ニャ! 是非ともニャー達の力を使ってほしいのニャ!
ウェアキャットさん……ありがとうございます!
ならばみなさんの力を借りて、今回の悪魔合体は凄く強いマモノ達を作ってみせますの! トコトンいきますわよ!
たくさんのマモノ達の力添えを受けた2人。今回は非常に強力なアクマを仲魔にするための悪魔合体を行う事に!
ということは、ついにここで出番かしらね……。リックさん!
遂にあっしの変身能力の出番でっか……。思えば初登場から今まで長かったっすね……。
あなたが今変身するとなると、一体どんなアクマに変身する事になるのかしら?
えーと、仲魔に『クーフーリン』が居るので『ジン』というアクマに変身することになりやすね。
クーフーリン? そんな仲魔居ませんわよ? どなたですの?
おもわずいさぎよい武の心がでてしまった結果だった
もしかしてナイトさんはクーフーリンだったのですか?
いままでナイトの強さは神秘のベールに隠されてきたがついにそのカーテンが開かれる
ナイトの本当の姿はクーフーリンだった! ※創作です
どうしてクーフーリンさんはナイトの恰好を?
最高の騎士はヴァージョンアップして至高の騎士に進化した
まあ、いいでしょう。あなたは他のアクマとは違う自分を表現したかった、というところでしょうかね。
ナイトは生まれもった光属性の者しか扱い切れない
では、そろそろ悪魔合体を行っていきましょうか!
二人はここに集ってくれたアクマ達を使い、悪魔合体を行う事に。
※ 基本的には相性の良いアクマ同士を合体させていけば、おのずと強いアクマに変身していきます。
ここでは一部の強力なアクマを紹介していきたいと思います。
まずはウォンロンというマモノが誕生しましたわ!
この女神転生では基本的に魔法攻撃よりも『レベルを上げて物理で殴ればいい』という基本的なRPGらしさがありますが、ウォンロンが覚える『テトラジャ』があれば敵悪魔のエナジードレイン(レベルを下げてくる攻撃)を防ぐことが出来ますので、早めに仲魔にしたかったマモノですわね!
テトラジャがあれば、魔王セト戦でもレベルを下げられずに済みましたね!
ガネーシャが誕生ですわ!
ガネーシャと言えば象の頭を持ち、4本の腕を持つ神様を思い浮かべますが、この絵を見ると腕は2本で普通に2足歩行する象という印象を受けますわね!
しかし覚えている魔法に『ハイパー』というものがありまして、これは使用する事でパーティメンバー全員の攻撃力がアップするという優れもの。最終決戦には是非ともハイパーが使えるガネーシャを仲魔にしておきたいところですわね!
ポケ〇ン界で通用しそうな見た目もグッドな印象ですね!
そしてファミコン版女神転生において最強の位置づけのクリシュナが誕生ですわ!
HPは驚異の999! MPも99! 他の攻撃力等のパラメータもオール20カンストの最強格ですわ!
ナカジマがレベルアップの時に優先的に体力を上げたとしてもHPカンストまでは届きませんから、それだけでも強さの証明になりますわね!
しかし、ちゃーんとヒノカグツチの剣を装備したナカジマの攻撃力には一歩及びませんから、そこはやはり主人公としての威厳を保つナカジマをすこるのですわよ!
そして、なぜこの3体の紹介をしたかと言うと、この3体の仲魔をパーティメンバーに編成すると本来一歩進むごとに消費するはずのマグネタイトがバグで消費しなくなるという裏ワザが存在する為です! マグネタイトは常に数量を気にしながらゲームをプレイする事になりますから、それを気にせずに進んでいけるのはかなり気持ちが楽になりますね!
ちなみにこのマグネタイトが消費しなくなる裏技はファミコン版でしか出来ないようですから注意です!
2020年8月20日にswitchで『ナムコットコレクション』のタイトルの一つとして『デジタルデビル物語 女神転生』が330円で発売しているという事を知りました!
ですがそちらでこの裏ワザが使えるのか確認していないので分かりません、ご了承ください!
ふう、悪魔合体はこのくらいでいいでしょうか。
あっ、そういえばリックさんの変身をほったらかしていましたわね。
さあリックさん、そろそろ変身してもらいましょうか!
……。
どうしました、リックさん?
あの~、非常に申し上げにくいんですがね。実は、あっしは仲魔の強さが一定以上だと変身できないんですよ……。
は? どういうことですの?
ウォンロン、ガネーシャ、オーディン、クリシュナ。このいずれか4体の強いアクマを仲魔にされてると、あっしは変身出来ない仕様でして……。申し訳ないでやんすね……。
つまり、あなたはもうずっと戦力外のままで過ごす事になると。
ええ……悲しいことに……。
もっとはやく言いなさいな! なんで黙ってたんですの!
いや、なんだかすごい勢いで悪魔合体を行っていったので、言う機会がなかったと言うか……。このまま、あっしは裏方でルシファー戦を応援しやすよ……。全裸でね……。
な、なんだか申し訳ないですね……。
まあいいですわ。しかし、これで文句の付けようもないくらいに戦力を整えましたの!
さあ、打倒大魔王ルシファー!
最終決戦、行きますわよ!
皆「おーー!!!」
やるべきことはやったナカジマアトラとユミコお嬢。
次は遂に最終決戦、大魔王ルシファー戦だ!
という所でプレイ日記11日目を終えたいと思います。
遂に次で最後です。このゲームには本当に楽しませてもらいました。なんだか感慨深いですね。
とか書いてると、なんだか今回が最終回かと思うような感じなってしまっていました。こういう感想は次に取っておきましょう。
それでは、ここまで読んでくださってありがとうございました。