ゲームの思い出話「イース編」イースシリーズは面白いです!

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 今回はタイトルの通り、日本ファルコムさんの大人気ゲームシリーズ「イース」を1~9までプレイしてきた僕の思い出を語らせていただこうと思います。『イース6 オンライン』がリリースされるという事で、昔を思い出しながら書いていこうと思います。僕の個人的な感想や考え、そして僕の記憶違いが多々あるかもしれませんがご了承ください。駄文ですが読んでいただけると嬉しく思います。

 

 

 改めて、イースシリーズとは……。

 主人公である『アドル・クリスティン』は、燃えるような赤毛の冒険家。歴代シリーズのナンバリング(1~9)の全てでアドルが主人公です。しかしヒロインに関しては、基本的には舞台が変わればヒロインも変わります。イースオリジンという外伝的なのもありますが、それはアドルは主人公ではありません。

 唯一、イース1の時に知り合った『ドギ』という男性キャラクターがおり、ドギはアドルの良き相棒ということでほぼすべてのシリーズで一緒のはずです。なのでヒロインはドギです。(強引)

 シリーズの最初の方(イース1・2)の頃は、イースという古の王国に関係するものが舞台だったため、ゲームタイトルとなるのは当然だと思いますが、3以降は舞台はイースではないため、言ってしまえば3以降はイースというタイトルはゲーム的に関係ありません。が、やはり知名度の関係か、イースの名を冠した方がファンやゲームユーザーの注目を集めやすいのが分かっていてメーカーさんもそういう決断をされていたんではないかな……と思います。

 

 まず、僕が初めてプレイしたイースシリーズはなんだったかな……と家の中のゲームを整理していた時、おそらくこれだというものが家にありました。

 それはPS2で発売された『イース1・2 エターナルストーリー』です。

 このゲームは、元々PCでイース1・2のリメイク作品『イース1 エターナル』『イース2 エターナル』が発売されていましたが、それを一本にまとめてPS2版として発売されたゲームです。このゲームを買ったとき、実は僕はイースの事をまったくもって知らなかったと記憶しています。なのになぜ購入したのか……、たぶん本当にきまぐれだったと思います。しかしこれを買いプレイするのをきっかけに、僕はイースの魅力に目覚め、ファンになったのです。

 イースのジャンルはアクションRPGです。最近のイースを知っている方なら、攻撃ボタンを押せば剣を振り、ジャンプも出来る爽快アクション……という感じでしょうか。ですが、最初の頃(1・2)はボタンで剣も振れないしジャンプもできませんでした。

 攻撃は体当たりです。敵に自分から突っ込んでいくような戦い方をするのです。体当たりとなると、敵もこちらもお互いにダメージを受けるイメージがあります。しかしイースでは敵キャラに体当たりをする際に自キャラの体を半分だけ当てるように攻撃すると相手を一方的に倒せるのです。いわゆる『半キャラずらし』というテクニックです。この言葉はイースが発祥かはよく知りませんが、少なくとも僕にとってはイースで覚えた言葉です。敵と真正面同士でぶつかると弾き飛ばされてダメージを受けます。こちらのレベルが相手よりも格上だった場合は関係なく轢殺できます。

 この半キャラずらしが妙にクセになる面白さで、アクション、ストーリーも相まってものすごくハマったのです。

 そしてボス。イースのボスは初見ではまずやられるような難易度でした。最近流行りの死にゲーと似た感覚でしょうか。もちろんボスによって攻略法が存在しており、それを『やられながら覚える』『敵の動きを見切り、見事倒す』というのが非常に楽しいものでした。

 イース1・2は一つの物語です。いわゆる前編・後編に分かれているという感じです。1が中途半端に終わるものですから、1987年当時のイース1が発売された時にプレイされた方々は先が気になってやきもきしたのではないでしょうか。

 

 この『イース1・2 エターナルストーリー』をきっかけにイースの世界に足を踏み入れた僕が次に買ったのは、PC版の『イース6 ナピシュテムの匣』でした。イースシリーズ再始動と銘打った作品だったかと記憶しています。

 

 この作品ではイース1・2とはシステムがガラリと変わっており、攻撃方法は体当たりではなく、最近のイースシリーズの原型になったかのようなジャンプアクションになりました。カメラワークも2Dから3Dっぽくなり、操作する楽しみをプレイヤーにダイレクトに伝えてくれるものになっています。

 良質なアクション、特にBGMは物語を盛り上げてくれるものとなっています。ボス戦時の曲なんか、本当にカッコいいんですよ。イース6で流れていたBGMはアプリ版『イース6 オンライン』でも聞けるようです。たぶん若干アレンジ入っているかとは思いますが、これもイース6オンラインに期待が膨らむ要素です。

 もちろんイース6は面白いゲームなのですが、それよりも購入してよかった点は初回限定版の特典だったかでついてきた『イースシリーズ大全集』でした。

 これは今まで発売してきたイースシリーズのナンバリング(1~5)がPCでプレイ出来る優れたものでした。たしかイース1~3はPC版(PC-8801版だったかな?)、4~5はスーファミ版だったかと記憶しています。これのおかげで僕はイースシリーズの歴史を一挙に体験することが出来たのです。

  その中で特に難しかったのは『イース3』でした。見下ろし型の体当たり攻撃から横画面の2Dジャンプアクションへと変貌したゲーム性は、これがまた非常に難しかったのを記憶しています。僕にとって横スクロールアクションゲームは得意とするジャンルのつもりでしたが、とにかく敵が強く、アドルの攻撃の当たり判定もちょっと弱めだったためダメージを受けやすく事故りやすく、常にレベルを上げていたという思い出が残っています。後にファミコン版、スーファミ版も触った記憶がありますが、どれも難しかった記憶がありますね。

 その後、プレイステーション2へ続々とイースシリーズの移植、リメイクが発売されました。コナミさんからは『イース6』、タイトーさんからは『イース3』『イース4』『イース5』が発売されました。

 その中ではコナミさんのPS2版イース6を購入しプレイしました。確かPC版から追加要素があるとかなんとかで、それに惹かれて購入した記憶があります。タイトーさんのイース三部作はひとつも購入しませんでした。現在はプレミア価格になってしまっているので手が出しづらく、購入しなかったのが少し悔やまれますね。

 しかし、こういっちゃあなんですが、コナミ版のイース6ではOPムービーがPC版(アニメ絵)のものから違うもの(3Dアニメ)に変更されており、登場キャラクターに違和感バリバリですごかったのを覚えています。特にイーシャ(ヒロイン・オルハの妹)が本当にキモく、笑いすらこみあげてくるものでした。コナミさん、あの時笑ってすみませんでした。でも、そういうリメイクはしなくてもいいんですよ……。

 そこからリメイク祭りは一旦落ち着き、やがて本家本元のファルコムさんが再びPCでリメイク作品を発売されました。

 それがイース3のリメイク作品『イース フェルガナの誓い』です。

PC版が家に残っていました。久々に手に取りましたが、パソコンゲームはまず箱がデカイ!

 箱に付いていた帯に『音楽CD8枚組BOX』収録曲数170曲超!とかいうただならぬ言葉が見え、せっかくなので中身を確認してみました。

音楽CDボックスがはいっておりました。
しっかり8枚残ってました。
これもフェルガナの誓いを見つけた時に傍に置いてあったCD。何かの特典でついてきたっぽいCDですが、表紙から察するにやっぱりフェルガナの誓いの特典ですかね?

 このフェルガナの誓いは、イース6のシステムをベースにイース3を2Dジャンプアクションから3Dジャンプアクションへと変化させたゲームです。

 こちらもイース6同様に操作性のいいアクションとなっており、難易度選択も可能で、しかしボスは難易度ノーマルでも歯ごたえがあり抜群に楽しめるゲームとなっておりました。そしてやはり耳に残るBGM……。最初のフィールドの曲や、バレスタイン城というダンジョンでの曲、果てはラスボス戦の曲と、テンションが上がる曲の連続で、やはり本家のリメイクってのはいいものだ、と実感したものであります。こちらもやはり家庭用機(PSP)での移植作品がありますが、この頃から移植、販売はファルコムさん自身です。

PSP版も持っておりました。限定ドラマCDがついていたようです。どれどれ……。
ちょっと下の方が逆光で見えなくなってますがご了承ください。なんと未開封でした。当時の僕よ、なぜ開けなかった……!こんなの今更開けられないじゃないか!

 

 その後、携帯機のPSPで発売されたのが『イース7』。現行のイースシリーズのバトルシステムはこの7で確立したと思います。

 アクションから、よりRPG感を高め、そして爽快なエフェクトや必殺技、果ては超必殺技までが実装されました。昔からのイースアクションをプレイしてきたユーザーからしても、非常に面白くとっつきやすいものとなっているのではないでしょうか。僕は好きです。

 その後、今度は携帯機のプレイステーションVITAで発売となったのが『イース セルセタの樹海』です。

 イース4のリメイク作品です。いやあ、こうして思い返してみると、イースって本当に移植とかリメイクとか多いんですねえ……。

 とかなんとか書きつつも、このセルセタの樹海は非常に面白い作品です。こちらもイース7のシステムを受け継ぎ、より遊びやすくパワーアップした作品です。

 イース4に関してはちょっと詳しく書いておきたい事があります。それは、作品によって内容が結構違う、という事です。

 2021年現在、イース4はスーパーファミコン版、PCエンジン版、PS2タイトーさん版、VITA版セルセタの樹海の4作品あります。僕がプレイしてきたのはタイトーさんのイース4以外の3作品ですが、そのすべてで内容が異なっているのです。特にラスボスなんかも作品によって違っています。大体のキャラクターは一緒なんですけどね。イース2のヒロインである『リリア』がキーパーソンとして登場するもの(スーファミ版、PCエンジン版)と、しないもの(セルセタの樹海)もありますし……。

 ですので、そこが僕としても『全作プレイした』ではなく『1~9プレイした』と言わざるを得ない部分で……。作品によって内容が違うと、どれが正史扱いなのかわからないんですよね。個人的にはPCエンジン版なのかな、とは思うんですが……。

 とまあその辺は置いといて、次に発売されたのがVITA版の『イース8』。その後PS4版も発売されています。

 

 これはね、もう本当に良いゲームなんですよ、イース8。

 アクションは気持ちいいし、ストーリーは良いし、おまけにBGMも良いと来た。イースシリーズを触ったことないっていう方にまずお勧めしたいのは、イース8ですね。これは間違いないと思います。僕もしっかりとやりこみ、PS4版のプラチナトロフィーを取得した数少ないゲームでもあります。

 

 最新作の『イース9』も、まあ良作だと思います。最近流行りのオープンワールドを取り入れたような意欲作だと思います。広大な街を空を飛んだり壁を走ったり、今までとは一線を画すアクションです。が、しかし……。発売当初は処理落ちなんかが酷く(これは後に修正されたようですが)、グラフィック等もさほど8から進化しているようには感じませんでした。

 それに、個人的な感想ですが、僕はイース9にはもっと冒険感が欲しかったですね。イース9って大体街中とか建物内を走り回るんですよ。もっと山とか海とか氷山、火山、色々なシチュエーションの場所を探検したかったですね。

 まあこんな事を書きましたが、もちろん面白かったです。しっかりとクリアはしましたし、それなりにはやりこみました。プラチナトロフィーは取得していませんが……。

 

 こんなところでしょうか。

 僕が一番好きなイースシリーズは、PCエンジン版のイース4です。昔ながらの体当たりアクションや死んで覚えるボス戦、BGMも良くて、特に『THEME OF ADOL 1993』っていう曲があるんですが、その曲のイントロを聞くともうテンション上がるんですよ。まあ聞けるのは最終局面ですが、PCエンジンの音源ってすごいなあ、と改めて思いますね。次点でイース8、その次がフェルガナの誓いって感じですかね。なんだかBGMが印象に残ってる順番な気が……

イース2と4のヒロイン、リリアの瞬きGIF画像を作りました。

 僕は子供の頃PCエンジンは持っていなかったので、PCエンジン版イース4をプレイしたのはPS3のPCエンジンアーカイブスというシリーズの移植作でした。最近は、古いゲームを最新機種なんかでプレイできる移植が多いので、いい時代になったもんですね。

 

 シリーズの中でも一番難しかったと記憶に残っているのは、ファミコンだったかスーファミだったかのイース3です。

 覚えている範囲ですが、これはラスボスのガルバランがとにかく強く、はちゃめちゃにやられまくったのを覚えています。取り敢えずエンディングは見たと思うんですが、確か友達と一緒にプレイしていてどちらがラスボスを倒したかまでは覚えていませんが、運ゲーに近いようなものだった記憶があります。まあ何が言いたいかというと、イース3は全機種難しいです。

 

 こんな感じでイースシリーズの思い出を終えたいと思います。

ここまでみなさんに愛されているシリーズですから、もっともっと最新作が出続けて欲しいですわね!

本当にそう思います。子供の頃から好きだったゲームシリーズが今だに続いているっていうのは、ファンにとって大変喜ばしい事ですよね。好きだったゲームシリーズがもう出ない、なんてゲームはたくさんありますし。

 

 ちなみに外伝作品の『イースオリジン』PC版も家にありました。

保存状態が悪かったせいか、ちょっと色褪せが目立ちます。
中にはイースオリジンの設定資料集のようなものが入っておりました。

 

こうやって十数年後に改めて特典アイテムなんかを見返すと、当時の思い出も蘇ってくるようですね。

最近ではゲームを買う時はもっぱらダウンロード版を買っていましたが、こうして特典が付いた物を見ていると、ダウンロード版にはない良さみたいなのがありますわね!

 

 2022年8月21日追記……

 たくさんあるイースシリーズですが、何からイースシリーズを始めたらいいか、特にPS4を所持されている方で悩まれている方がいらっしゃいましたらこちらの記事『『PS Plusエクストラ/プレミアム』加入者がプレイ出来る個人的おすすめのゲーム紹介です!』の中でイース8を紹介している部分があります。そこでPS4の方向けに何からイースシリーズを始めたらいいか悩まれている方向けにオススメ作品を少し書いているので、良かったら覗いていただけると嬉しく思います。

 

 それではこれで『ゲームの思い出話:イース編』を終えたいと思います。

 最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

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