アニメ「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」第9話「ミーナの空」感想

 この記事はネタバレを含みますので、まだアニメを視聴されていない方、これから見る予定の方はブラウザの戻るを押して見ないようにしてください。

 ネタバレが問題ない方だけ読むようにお願いします。

 突如出現した人類の敵「ネウロイ」に対抗するべく世界各国が連合運を組んだ。

 ただし、彼らに対抗できるのは特殊な魔力を持った少女達だけだった……。

 遂に連合軍によるベルリン奪還作戦が始動し、再び結成される501統合戦闘航空団「ストライクウィッチーズ」

 新たな501メンバーとして「服部静夏」も加わりネウロイとの死闘を繰り広げていく!

 果たしてベルリンの空を開放する事は出来るのか!?

出典:アニメ「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」公式サイト

 今回の第9話は、最高でした……。

 9話タイトル「ミーナの空」から予想はしていましたが、ミーナさんが遂に魔力減退が進行し始めたようですね。ただ単にストライカーを履いて空を飛ぶだけでも苦しそうな表情を見せるのが、1期から視聴してきた者からすると、なんとも辛い光景ですね……。

 そして最後は胸熱の展開でしたよ……。バルクホルンの涙ながらの叱咤はもう、心にくるものがありました。やっぱ声優ってすげえ!

  

 

 9話開幕、カールスラント3人組はキール港へ向けてストライカーで空から向かっていました。

 この時3人は非武装であり、両手がフリーの状態で空を飛んでいたんですね。しかし、その光景がなんとも違和感を感じさせると言うか……。

 いつもなら軽機関銃とかの武器を携えているシーンが多かったわけですが、この「何も持っていない状態」での飛行シーンは見慣れない感じで、違和感がものすごかったです。

というか、若干作画自体も怪しさを感じましたわね……。

この時点では、今回の作画はあんまりよろしくない感じなのかな……、と思っておりました。今までのエピソードでは素晴らしい作画ばかりだったのでその反動か、終盤の超作画に向けての労力を抑えた回になるのかな、なんて思っておりました。ですが、それは間違いだったようです。

出典:アニメ「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」STORY 第9話

 この時点で、ちょっと苦しそうなミーナ。坂本少佐に続いて、遂にミーナまでもが魔力減退の兆候が表れ始めています。

ストライクシリーズが続くのは嬉しいですが、そうなると既存の501メンバーがどんどん戦線離脱していくのかと思うと悲しくなりますね……。

 キール港に着いた一行。そこではパットン将軍率いる陸軍戦車隊がお出迎えです。パットン将軍が登場するとテンション上がります!

 そして管理人のテンションの高さに呼応するかのように、パットン将軍はこれから戦車隊でベルリンに進行、道中のネウロイの巣に攻撃し吹き飛ばしてやると豪語。流石将軍!といきたいところですが、明らかに何も考えていないような猪突猛進キャラになっているようです。

パットン将軍ってこんなキャラなんですの?もっと優秀な方の印象があったのですが……。

上層部はちょっと無能な位がちょうど良いんですよ! と言いたいところですが、でもパットン将軍はこういうキャラであってほしくなかった感じはありますね……。まあ、細けぇこたぁいいんだよ!
80%の可能性があるならば、力尽くでも実行せよ!(名言)

戦車隊でネウロイの巣を倒す確率、80%もありますか……?(呆れ)

 そんな時、エーリカ・ハルトマンの双子の妹であるウルスラ・ハルトマンが姿を見せます。彼女はベルリン奪還作戦が苛烈極まるものになると予想し、今後の戦闘を有利に進めるために新作兵器を多数用意して待っていました。

出典:アニメ「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」STORY 第9話

 上記の画像は「ヘルメット型銃」です。ヘルメットに銃を取り付けたものです。(ウルスラ談)

 ウルスラは天才科学者のイメージがありますが、彼女の用意する兵器で期待できそうなのは、いつもストライカーだけですね……。

 しかし、実はこの「ヘルメット型銃」というのは、実際に存在する兵器であったらしいのですよね。第1次大戦中にアメリカで製作されたらしいです、実際に戦場で使われたかは不明ですが……。ちょっと管理人はそのへん詳しくないのでこれ以上解説出来ません、すみません。

 でも、ウィッチーズシリーズに登場する兵器って、ちゃんと史実にあるものをモデルにしている場合が多いので、こういうのを見てると勉強になりますよ。

 そんなトンデモ兵器達のお披露目中、遠くの方で突然大きな爆発音が聞こえてきました。その周辺は、ちょうどパットン将軍率いる戦車隊が進行中のルートで、パットン将軍の安否が心配されましたが、見事に無事でした。

パットン将軍は先の爆発で少し負傷してしまったようですが、しかしネウロイに悪態を吐き続ける姿はまさに歴戦の猛将ですね!

まったくもって無様な感じでしたけれども……。あなたパットン将軍がお気に入りキャラだからって贔屓してますわね!

 

出典:アニメ「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」STORY 第9話

 この突如として起こった爆撃はネウロイのもので、それは一日一回程度の間隔でネウロイの巣から飛来してくるロケットネウロイ弾である事が判明しました。

 ネウロイ弾は山なりに打ち出され、高高度から落下するように目標に着弾します。その最高速度は超スピードの為、並みのストライカーでは追いつけません。

 現実世界の話ですが、この高角度にミサイルを撃ちだして高高度からの落下に近い軌道で加速していく方法を「ロフテッド軌道」というのだそうです。このロフテッド軌道では射程は伸ばす事は出来ないのですが、速度を重視した迎撃されにくい方法で、ミサイル迎撃機能を備えたイージス艦ですらも迎撃が非常に困難になるのだとか。

 ロフテッド軌道の発射体は速度で言えば秒速数kmにも達するそうです。仮にこの数字を秒速1kmと仮定すると、

 1000m/s × 3600m/h = 3,600,000m つまり時速3,600km!

 マッハ3くらいのスピードで飛翔しているわけですよ。これがストライクの世界のネウロイ弾も同じ事だといえるのならばとても追いつけるスピードではないですね。ストライカー(レシプロ)の平均最高速は800km前後だったと記憶しているので、こんなの迎撃なんてできっこありません。もちろん、これらは最高速の話ですので、ちょっと参考にはならないかもしれませんが……。

 ちなみに、その反対にミサイルの射程を最大限に伸ばす軌道は「ミニマムエナジー軌道」というのだそうです。こちらは発射角度は低めですが、本来は低い方がミサイルを効率的に飛翔させることが出来るんだそうです。全然関係ないですね。

ストライクウィッチーズは見ているだけで勉強になりますね!

上記のような解説はありませんでしたけどね……。速度の計算なんて、もしも間違ってたら大恥をかきますわよ!

 話が脱線してしまいましたが、ここでウルスラの出番です。彼女が開発した新型ストライカー「Me-163 コメート」ならば、ネウロイ弾が発射されたの確認し、高高度に到達するまでの間に追いつく事が出来る加速と最高速を発揮でき、落下軌道に入る前に迎撃できると言います。

 見た目はロケットストライカーのようにも見えますが、これは魔法力と高密度エーテルの混合燃料を使用する特殊なエンジンを積んでいるようです。この燃料が非常に優秀で、興味本位で給油機をいじったルッキーニのズボンに燃料が飛び散り、溶かしてしまうという事案が発生。人体が溶けるといった事はありませんから、これはなんとも未来を明るくする発明品ですね。新型ストライカーよりもこのエーテル燃料を開発できたことの方が成果としては良かったのではないでしょうか。

よくアニメで見る、都合よく服だけ溶かす神秘の液体が、遂にウィッチーズ世界にも登場してしまいました。

この服だけ溶かす液体の設定、要りますの……?

 そんな危険な燃料を使用する新型ストライカー「コメート」ですが、これにもモデルとなった実際の戦闘機が存在しています。それが「メッサーシュミットMe-163 コメート」です。

 実はこのコメートは非常に危険な戦闘機で、燃料は爆発性と腐食性が非常に強く、ちょっとでも燃料漏れを起こそうもんならパイロットや整備兵が溶けてしまうのです。アニメでは服が溶けるに留まりましたが、現実では「人も溶けます」。しかし、世界で初めて時速1000kmを達成した偉大な戦闘機でもあるのです。

燃料が衣服を溶かすというのは、ちゃんとモデルとなった機体を元にした設定なのですね!

 

 そんな新型ストライカーのコメート、こういったスピード云々の話になるとシャーリーが履くのがうってつけかと思いますが、今回はミーナが率先して履く事を志願します。なんだかミーナさんは焦っているようです。

 ここから始まるコメートのテスト飛行ですが、ここがまた熱かったですね!

 ペンシルロケット弾を標的とし、発射と同時にコメートを履いたミーナがこれを追撃、撃墜までが訓練となるのですが、この場面のミーナさんが離陸上昇をしているときに「すごい加速……、血が下半身に押し込まれる……!」というセリフがあるのですが、ここすごいカッコイイんですよね。キャラクターの輪郭線が太くブレるような描き方が新鮮で、風圧のものすごさを視聴者にも感じさせてくれます。ミーナさんの固有魔法「三次元空間把握」で雲の中の視認外のロケット弾を捕捉し見事撃墜するのですが、ロケット弾の爆発シーンなんかも気合が入っていて、まるでロボットアニメみたいな爆発がカッコイイのです。目が離せませんでしたね。

 その後、コメートの足先を滑らせるように着陸したミーナさん。この着陸方法も、実際の戦闘機のコメートと同じなのです。芸が細かいですね。

1分も無いシーンでしたが、とにかくカッコイイシーンの連続でしたね!

さっきからカッコイイしか言えない所が、語彙力の無さを実感させますわね……。

出典:アニメ「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」STORY 第9話

 華麗な撃墜を見せてくれたミーナさんでしたが、ストライカーから降りた時には疲労困憊といった様子。ロケットストライカーのように魔法力を大きく消耗させるものかと思わせますが、通常のストライカーと魔法力の消費量は変わらないとウルスラ。その様子に、バルクホルンにミーナの魔力減退を感づかせる事となりました。

 シャワーを浴びていたミーナの元に、バルクホルンが向かいます。コメートは違う誰かが乗るべきだと。しかしミーナの固有魔法がなければネウロイ弾の迎撃は難しいのも事実。逆にミーナに言いくるめられ、バルクホルンは何も言えなくなってしまいました。

シャワー中でもカッコイイ表情を見せるミーナさん。しかし今期のミーナさんはシャワーシーンばかりですね。もはやシャワー担当と言っても過言ではないかと。

今期2回しか浴びてないじゃないですの!(7話と9話) 
過言ですわ!

しかし、今期はお風呂シーンが少ない気がしますね。501メンバー全員で入る事も、残り3話では無さそうです。

 ネウロイ弾の迎撃をより確実なものとする為に、ミーナ、バルクホルン、エーリカ、ウルスラの四人は陸路を使って夜間にネウロイの巣近くまで隠密で接近する事に。

 ここではエーリカが車の運転をしていますが、実はバルクホルンは今までのシリーズでも一度も車を運転するシーンは無いんです(発進しますっ!は除外)。劇場版でもしっかりとエーリカが車の運転をしています。

 これは史実でバルクホルンのモデルとなった「ゲルハルト・バルクホルン」さんというドイツ空軍トップエースの方がいらっしゃったのですが、実はゲルハルトさんは車の交通事故によって亡くなってしまったのです。なので、アニメではバルクホルンは車の運転をしないんですよね。必ずエーリカが運転するようになっています。501部隊発進しますっ!では、バルクホルンは車の運転をしたことが無いという設定で運転していますが……。まあひどい運転でしたね。

 道中、休憩を挟む事に。その時に皆はコーヒーの代用品として「たんぽぽコーヒー」を飲んでいました。これはコーヒーという名前がついていますがコーヒー豆は使われておらず、たんぽぽの根から作られています。しかし味や飲み口はコーヒーに近いことから現実世界では第二次世界大戦中のドイツで広く親しまれたのだとか。

 エーリカは一口飲んで「うえ、このコーヒーまずい……」と言葉にしていることから、きっと我々の口にも合わない事でしょう。しかし健康には良いそうなので(二日酔いや肝臓、便秘に良いとされている)、興味のある方は調べてみてください。

amazonさんでも色々なたんぽぽコーヒー売ってました。気が向いたら買って飲んでみようかな。まあエーリカ達が飲んでいたのは現地のたんぽぽの根から作ってそうなので、きっと味も市販品とまったく違うと思いますが……。

 「本物ないの!?」と憤るエーリカをなだめるようにミーナが「基地に戻ったら本物のコーヒーを淹れてあげる」と約束します。その約束をフラグと感じたバルクホルンは「不吉だぞ!」と一言。ミーナは「大丈夫よ、必ず帰るわ」と返します。

本当にフラグまみれでしたわね……。

 休憩も終え、目標地点に着いた一行。ここでネウロイ弾迎撃の為にコメートに燃料注入を始めますが、しかしネウロイも一行の到着に感づいていた様子。予定よりも早く、ネウロイ弾を撃ちだす兆候を見せます。

 急いで迎撃準備を進める一行の前に、まさかの6話で見た近未来フォルムの激強ネウロイが再登場。バルクホルン、エーリカは迎撃に向かいます。

 しかし、やはり一筋縄ではいかず。2人がかりでも撃墜には至りません。そうこうしている間にネウロイの巣から遂にネウロイ弾が発射されてしまいました。

 ちょうどコメートの発進準備が完了し、急いでミーナがネウロイ弾の迎撃に向かいます。非常に魔法力を消耗させながらも、見事ネウロイ弾の撃墜に成功。バルクホルン、エーリカも激強ネウロイの撃墜に成功し、作戦は無事に終了しました。良かったですね。

この一連の流れも息つく暇をあたえないような展開で、本当に手に汗握る戦いでしたね。

あの近未来型ネウロイが登場するシーンの戦闘は、毎回かっこいいですわね!

 無事に作戦終了……かと思いきや、ここでネウロイの巣に異変が。なんと数十発はありそうなネウロイ弾を全方向に展開。それを見たミーナは、引き上げろと警告するバルクホルン達を無視して迎撃に向かいます。

 ミーナの履くコメートは燃料も残り少なく、もはや帰れない覚悟でネウロイ弾の迎撃を続けるミーナ。息も切れ切れで、何とか全ネウロイ弾の撃墜に成功しますが、同時に燃料も魔法力も底を尽き、遂にミーナは意識を失いネウロイの巣に身を投げる事に……。

2期の坂本さんの事もあったので、ネウロイに取り込まれる系の流れになるのかと思いましたよ……。

 しかしすんでのところで間に合ったバルクホルン、エーリカの二人にキャッチされ、ミーナはなんとか事無きを得ました。

 ここでバルクホルンはミーナを涙ながらに叱咤します。ミーナに対して非難を浴びせるような、叫びにも似た言葉に、目頭が熱くなりました。この記事の冒頭でも書きましたが、いやあ、声優さんってホント、すごいですね。

キャラクターが生き生きとして描かれているのは、アニメーターさんや声優さんたちが命を吹き込んでくれているからと、本当に感じさせてくれますわね……。

 3人とも無事にウルスラの元へ帰ってこれました。3人に駆け寄るウルスラは勢い余ってコメートの給油装置に足を引っかけ、コメート用給油ケーブルが外れてしまい、神秘の燃料が全員に降り注がれます。晴れて全員の服が溶けてハッピーエンド、全裸エンディングです。本当にありがとうございました。 

 

この9話は凄く良かったですね。冒頭の作画に不安を感じる所でしたが、通して見ると今期でもトップクラスの面白さだったのではないかと思います。

そういえば、ネウロイの巣から放たれるネウロイ弾は一日一発だって言ってましたわよね。今回ハッピーエンドみたいになってましたけど、また明日には迎撃よろしく、になるのではないんですの……?

……細けえこたあいいんだよ!
まあ実際、最後にネウロイ弾を大量破壊したので、ネウロイ側も在庫がからっぽになったことでしょう。なので明日以降は発射されません!

しかし、コメート用の燃料の衣服が溶ける設定ですが、本当に衣服溶かすネタだけで終わるとは思えませんね……。なにか重要な場面で生きてくる設定なんじゃないんですか? すみません、適当に言いました。

次回予告からは、第10話「静夏応答せよ」。遂に物語も佳境に入り、501メンバー集結で戦闘しそうな感じです。タイトルの通り、しずなつ危機一髪といった所でしょうか。戦闘シーン多めは期待できますね!

 

 これでアニメ「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」第9話「ミーナの空」の感想を終えたいと思います。

 次回10話を視聴したら、また感想を書きたいと思います。

 

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