アニメ「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」第11話「ロード・トゥ・ベルリン」感想

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 ネタバレが問題ない方だけ読むようにお願いします。

 突如出現した人類の敵「ネウロイ」に対抗するべく世界各国が連合運を組んだ。

 ただし、彼らに対抗できるのは特殊な魔力を持った少女達だけだった……。

 遂に連合軍によるベルリン奪還作戦が始動し、再び結成される501統合戦闘航空団「ストライクウィッチーズ」

 新たな501メンバーとして「服部静夏」も加わりネウロイとの死闘を繰り広げていく!

 果たしてベルリンの空を開放する事は出来るのか!?

出典:アニメ「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」公式サイト

 最終話へと繋がる大事な局面の11話。

 敵ネウロイとの壮絶なバトルシーンが多めの回であり、かつ陸上巡洋艦『ラーテ』の存在が視聴者を大興奮の渦へと巻きこんだに違いありません。

 そう、第10話で上層部が対ネウロイ用決戦兵器として用意していたのは、このラーテだったのですね。僕はきっと新型ストライカー辺りかな? と思っていたのですが、まさか冗談で言ったキャノン砲があたらずとも遠からずな答えになっていようとは思いもよらず……。

 ラーテから放たれるド迫力の砲撃が壁型ネウロイを吹き飛ばし粉砕するシーンは熱くなりましたね!

 

 

出典:アニメ「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」STORY 第11話

 前回10話の最後に芳佳は魔法力が無くなり気を失ってしまいました。ですが、これはただ単に内包していた魔法力を使い切ってしまったという事のようです。1週間ほどで魔法力も溜まるとの事。

てっきりもうウィッチでは無くなる程に魔力を使い切ってしまった、みたいな感じかと思いましたわ!

まるで2期の最後みたいにウィッチとしての寿命を終えた、みたいにならなくて良かったですね。

 しかし、魔法力を使い切ってしまったため芳佳は戦闘に加われなくなりました。芳佳の魔法力が完全復活するには10日程かかりそうです。

 ミーナはその事をパットン将軍に伝え、ベルリン奪還作戦の決行を10日遅らせてほしいと提案します。パットン将軍はやぶさかではないようですが、他の上層部は黙ってはいません。

 ベルリン奪還作戦は各国との共同作戦。作戦決行が延期すればするほど、現状維持の為の資金と物資が消費されていく事になります。もはや一日も待てないといった模様。各国の上層部を交えた会議では口論が白熱し、煽りあいと共に物を投げつけあう荒れ模様となりました。

なんとまあ、ひどい会議ですこと! これじゃあただのケンカのようですの!

いや、この適度な無能感を出すのは上層部の鏡! 上が無能を演出する事でより下の人間を輝かせる事が出来るのです!

たしかに他作品のアニメでも、この手の上層部は問題を引っかき回したり、有能だったためしがありませんわね……。

しかし、芳佳一人の存在が作戦決行の是非を問う程のものになるとは……。芳佳も本当にウルトラエースの一人になりましたね……。

 やはり作戦の決行は予定通り明日行われるとの事。その為、芳佳は作戦に参加が出来ない事になりました。落ち込む芳佳達ですが飛行機で帰り際、その姿を見ていた者達がいました。

 それがまさかのブレイブウィッチーズの主人公ひかりとラル隊長! そしてブレイブの上層部のエアハルトさん!

まさかここで3人のお姿が見れるなんて! 各国との共同作戦ですから、もしかしてブレイブウィッチーズとも一緒に戦えるんですの!?

屋良さん! ブレイブの上層部(エアハルト)の声優さんは屋良有作さんなんですよ! は~やっぱり渋い声してますね! ち〇まる子ちゃんのお父さんやア〇レちゃんの則巻博士の声も担当されてて、そういうキャラクターを演じられる時はまったく違った印象のある演技をされてて、映画の吹き替えやニュースのナレーションの時に聞く渋い声の時は、もう本当にたまりませんな! ウィッチーズのメインキャラの男性陣は、どうしてこう渋い声の方ばかりで、本当に良いですね! ナレーションも郷田ほづみさんですし……。今回はあんまりナレーションありませんが……。むせますねえ。
いや~ほんと、ストライクウィッチーズの歴史が、また1ページ……。

そっちですの! いや、声優さん達の演技は本当に素晴らしいものを感じますけどもね! 興奮しているのは伝わってきますわ!

ブレイブの3人はちょいと出てきただけでその後出演はありませんでしたが、最終話は参戦したりするんですかね? ストライク以外のウィッチとの共闘とかあったら燃えますね!

 

出典:アニメ「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」STORY 第11話

 場面は変わり、基地内では前回10話ラストで昏倒した静夏が目を覚まします。自分が失態を犯したせいで芳佳が魔法力を使い果たしてしまったと思い込みひどく罪悪感を抱いていました。

 基地内には芳佳用としてストライカーユニット『震電』が保管されていましたが、芳佳は今回戦闘には参加できないという事で封印されることになり、それを知った静夏にも他言無用の命令が下されます。

 しかし、何も知らない芳佳と話しているうちに気持ちが昂り、遂には泣き出してしまいます。

静夏ちゃんは優しい娘ですわよね。前回10話では、別に静夏ちゃんが悪い要素は無いと思いますのに、常に自分が悪い、自分が、と追い込んでしまって、見てるこっちが悲しくなりますわね……。

今期では他の501のウィッチ達は色々な経験を積んで皆大人になっている感がありますが、静夏は新入生みたいなものですからね。なので僕としても、そんな現場で四苦八苦している静夏を見て嫌いになんかなれませんよね。むしろ好印象ですよ。

 

出典:アニメ「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」STORY 第11話

 芳佳無しでベルリン奪還作戦は決行されますが、作戦の要はウィッチ達ではなくパットン将軍率いる超戦車軍団との事。遂にここで作戦の決戦兵器の正体が明かされます。前回10話からちょびっとだけ姿を見せていた赤い二つのストライカーの足のようなものは、なんと砲塔。これは超・超・超巨大な戦車のものだったのです。

 名前は陸上巡洋艦『ラーテ』。その圧倒的なフォルムは、戦車というには巨大すぎる為か『陸上巡洋艦』という名称がつけられているようです。

 なんとこのラーテ、実は我々の現実世界にも存在していたかもしれない兵器だったのです。

 少し含みのある言い方をしましたが、このラーテは建造計画こそありましたが実際には実現せず、空想の産物のまま終わってしまった悲しい機体でもあります。

 このラーテを開発計画を実行しようとしたのはドイツ。やはりドイツはこういう変態的な兵器を作らせたら右に出るものは居ないのですね。(実際に作ってはいないのであれですが)

 ドイツは、ガルパンなんかで一躍有名になった超重戦車『マウス』を開発した過去がありました。マウスの重量は188トン。

 他にも戦争ゲームなんかで度々名前の挙がる列車砲の『ドーラ』もドイツ製です。こんな巨大な兵器を作ってきた経験を活かして計画されたのがラーテのようですね。

 しかしラーテは予想重量なんと1000トンオーバーの代物。マウスの時点で地盤が沈下して走行が難儀したり、重すぎて橋が渡れなかったりの問題が多発していたので、その数倍の重量を持つラーテは走行不能だろうという事で建造計画は中止に終わったようです。

 しかしウィッチーズ世界のドイツこと帝政カールスラント。我々に出来ない事をやってくれたようです。

 このラーテに装着されている2門の主砲は戦艦級に搭載されているもののようで、これなら敵の壁型ネウロイを粉みじんに吹き飛ばせる補どの代物。このラーテを運ぶために、どうしても海路(キール軍港)が必要だったようです。ここまでキール軍港にこだわっていた理由がやっと分かりましたね。

ガルパンはいいですわね!(洗脳済み)

現実の戦闘機をモデルにしたストライカーユニットや銃器、ウルスラの作ってくるトンデモ兵器や今回のラーテとか。ウィッチーズに登場する兵器は、世の中の男性陣の心をくすぐるものばかりですよね。

 

出典:アニメ「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」STORY 第11話

  いよいよ作戦が決行されるわけですが、ウィッチ隊はラーテが敵ネウロイの射程圏内に近づくまでの援護を任されました。敵壁型ネウロイからビームが発射されますが、ラーテの対ネウロイ用ビーム傾斜装甲のおかげでビームを弾き返し、ビクともしません。

ラーテはいいのですが、追随する普通の戦車が易々と吹き飛ばされているのがなんとも言えませんわね……。

通常戦車にも対ネウロイ用ビームコーティング装甲をつけてあげて欲しいですね。これではむざむざやられに行くようなものです。
いや、よくよく考えてみれば、本来は芳佳の巨大なシールドでネウロイビームを防ぎながら進行する予定だったのかもしれませんね。

出典:アニメ「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」STORY 第11話

 しかし、敵ネウロイの一極集中のビームには、流石の厚い装甲も撃ち抜かれてしまうようです。戦いが長引くほど不利になっていってしまいます。

 そして、ここで芳佳がラーテに乗り込んでいることが分かります。芳佳はウィッチとして戦えませんが、衛生兵として皆を守りたいという思いで同行していました。

芳佳ちゃんは素晴らしいですわね。自分に出来る事はなんでもやりたい、という思いが伝わってきますわ!

 なんとか主砲の射程圏内に到達したラーテは、渾身の砲撃を壁型ネウロイに放ちます。その威力は一撃で敵を撃ち抜き木っ端微塵に粉砕するほどの威力です。この破壊描写がなんとまあ美しいこと!

やはり一撃必殺級の大砲攻撃ってのはいいものですね! 他作品のアニメにおいて大艦巨砲主義を謳うキャラクターはやられ役というか、あんまり戦場で活躍出来ないものですが、やっぱりこの当たれば即死みたいな強大な攻撃ってのはロマン溢れるものなのですよ! 

 しかし敵の壁型ネウロイは小さなネウロイが寄り集まって出来ているようで、壊された壁を復活させるが如くどんどんと作り上げていきます。

 ラーテも負けじと主砲を連続発射、壁の破壊→修復を繰り返し、そして全ての壁を無事に破壊します。ネウロイの巣を作り上げていた本体は遮るものがなくなりようやく攻撃可能、いざ集中攻撃を与えようとした矢先、今度は本体を囲う様にドーム型の壁が上空から降ってきました。

 他の仲間と分断されるかのような形になってしまったラーテ。ドームの中では敵ネウロイから激しい攻撃が繰り出され、もはやなすすべがないといった状況。しかし、ドーム内にフラックタワー(高射砲塔)を見つけ、ひとまずそれを遮蔽物として利用する事に。

 現実世界でもベルリンに存在したフラックタワーは、分厚いコンクリートで作られているので大型爆弾の直撃でも耐えられる耐久性を持っていたようです。

出典:アニメ「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」STORY 第11話

 ドームの中には外側からでは手を出すことが出来ず、途方に暮れる他の軍人達。しかし、ドームの中に入れる可能性がひとつだけ存在します。それはベルリンの地下道を進むことです。

 と、言った感じで11話が終了です。次週は遂に最終話。

ラーテは孤立状態となり、一体どうなってしまうのでしょうか!? 

作戦が始まる時、キャラクターが登場したわけではないですが506部隊、ノーブルウィッチーズも参戦しているというような発言があったんですよね。
ここまで他の部隊員が登場しそうなフラグを立ててるんですから、最終話は総員集合的な戦闘を見せてくれるんですよね?

ノーブルウィッチーズは劇場版でも登場したハインリーケさんやグリュンネさんが居る部隊ですわね! せっかくなのですから登場してほしいですわね! もちろんブレイブウィッチーズの方々も!

坂本少佐やウルスラを乗せた爆撃機がベルリンに向かう描写もありましたので、その爆撃機内にはきっとストライカーユニット『震電』も積み込んでいるでしょうし、最後には芳佳も戦いに参戦しそうな雰囲気ですね!

 

 

次回、最終話……。
最終話ですよ……。
最終話の最後には、ちゃんと『つづく』って表記してくれるんですよね……?

本当に、終わってしまうんですわね……。毎週の楽しみがひとつ減ってしまいますわね……。

今期は本当に面白かったと思いますね。戦闘シーンの迫力が相当レベルアップしてるように感じましたし、あまりキャラ萌えに走っていないというか、どちらかというと燃えに傾いていますよね。だがソコがいい!

男性陣の登場キャラクターも今までよりも多めで、軍とウィッチ達が共闘しているのをより感じられるシーンがたくさんあって良いですよね!

次回は最終話。一体どんな流れで敵を倒し、そして最後はどんな終わり方を見せてくれるのか。注目ですね。

 

 これでアニメ「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」第11話「ロード・トゥ・ベルリン」感想を終えたいと思います。

 ここまで読んでくださってありがとうございました。

 最終話を見たら、最後の感想を書きたいと思います。

 ストライクウィッチーズROAD to BERLINの歴史も、あと、1ページ……。

 

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