「ワイワイワールド」ファミコンゲーム紹介第17回目
コナミさんの人気キャラ達が集結して悪の軍団と戦うゲームです。
コナミオールスターというか、こういった人気ゲームのキャラクターが一堂に会するクロスオーバー作品のゲームが当時は無かったと思うので、かなり先進的な試みな感じがします。
それに、ひとつのゲームでたくさんのキャラクターが操作できるというのは、それだけでもワクワクするものですよね。
ちなみにこの作品の正式タイトルは「ワイワイワールド」なのか「コナミワイワイワールド」なのか悩んでいます。知っている方が居たら誰か教えてほしいです。
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「ワイワイワールド」は1988年1月14日に株式会社コナミさんよりファミコン用ソフトとして発売された探索型アクションゲームです。
やはりアクションゲームと言えばコナミさんですね。軽快なアクションやアイテム収集など、アクションRPG寄りな内容は、この頃のコナミさんのお得意なジャンルだったという気がします。
名作ゲームのキャラクター達を仲間にして戦力を強化し、しまいにはグラディウスの自機であるビックバイパーやツインビーにも乗れるという、コナミファンなら否応にもテンションが上がる展開です。コナミファンだけでなく、ゲーム好きも納得の面白さの内容となっております。
難点を挙げるとすれば、画面がスクロールするのが画面端寄りということでしょうか。ここまでスクロールの開始幅が狭いのは他のゲームで見たことが無いです。これが原因でゲームの難易度を上げている気がします。
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右に進むとして、画面的にはこの辺でようやく画面がスクロールし始めます。進行方向から突然敵が出てくることがしょっちゅうなので、常に攻撃しながら進むことになるでしょう。
ワイワイワールドというゲームは今でもファンがたくさんいる作品で、このゲームの攻略サイト様も数多く存在しているとおもいます。
なので僕の記事ではキャラクター紹介に力を入れたいと思います。このゲームに登場したキャラクターの元作品との比較がメインですので、攻略等を期待された方はガッカリする内容になっているかと思いますがご了承ください……。
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ストーリー
ゲーム開始時に流れるデモのストーリー説明です。
『シナモン博士「大変だ! 大変だ! ワルダーが攻めてきたぞ! ヒーロー達はなにをしておるのじゃ? こんなことでは地球は滅びてしまうぞ」
ピーー ピーー ピーー
コナミマン「シナモン博士! シナモン博士! こちらコナミマン! ヒーロー達は皆ワルダーに捕まってしまいました。これから博士の研究所へ向かいます」
コナミマンが一瞬で研究所に登場
シナモン博士「おお! コナミマンよく来てくれた。これはワシが作ったアンドロイドのコナミレディじゃ。
コナミレディが一瞬で研究所に登場
コナミマンよ、コナミレディと共に世界中のヒーローを集めてワルダーから地球を守ってくれ。さぁ行け! コナミマンよ! ワルダーを倒すのじゃ!』
キャラクター紹介
このゲームでは総勢8人の操作キャラクターが登場します。一人一人説明させていただきます。
コナミマン
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プレイヤーキャラクターとして初期から操作できる2人の内のひとりがこの「コナミマン」です。
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コナミマンは各ゲームでも隠しキャラクターアイテムとして度々登場していた存在です。それが満を持して主役に大抜擢、と言ったところでしょうか。他ゲームでは、大体は得点アイテムです。
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攻撃としては前方にパンチを繰り出します。見た目は判定の狭そうな感じですが意外と上下に広く、拳の周りに見えない判定があるものとなっています。
スキも殆どなく放てるので、画面スクロールが端寄りな本作にとって歩きながらスキ無く攻撃できるというのはとても優秀なものです。
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サブウェポンは「ビームガン」です。弾丸1発を消費し、前方に飛び道具を放ちます。結構序盤に取得できるので、強敵等と戦う時にはお世話になる事でしょう。道中突っ走る場合では画面スクロールの関係上弾丸がもったいないので、突き進む場合はパンチ連打の方がいいですね。
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道中でマントアイテムを取得すると、コナミマンは空を飛べるようになります。飛んでいる間はパンチ攻撃は出来ませんが、サブウェポンのビームガンでの攻撃は可能です。飛んでいる間は弾丸を消費し続ける的な事もないので、非常に優秀な移動手段となっています。
コナミレディ
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初期から操作できるプレイヤーキャラクターの一人の「コナミレディ」です。
シナモン博士が作った戦闘用アンドロイドということみたいです。ビキニアーマーっぽい服装です。シナモン博士も好きですねぇ!(誉め言葉)
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攻撃方法はキック攻撃。レスラーのような貫禄のある見た目のキックとなっております。
コナミマンのパンチと同じくらいスキが無く優秀です。見た目はこちらの方が若干リーチがあるようにも見えますが、攻撃性能はほぼコナミマンと同等です。
いや、攻撃力はこちらの方が高いですね。主にケツが……。
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サブウェポンは「ヒートガン」。コナミマンと同じく前方に飛び道具を放ちます。ですがこちらの方は貫通性能があり、射線上の体力の低いザコ敵を一発でなぎ倒していきます。コナミマンのビームガンに比べて若干連射力が低いですが気にならない程度なので、性能的にはこちらのヒートガンの方に軍配が上がりそうです。
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コナミレディもマントアイテムを取得する事で空を飛べるようになります。コナミマン同様、通常攻撃は出来ませんがサブウェポンのヒートガンは使用可能です。
二人同時プレイをする場合は、初期は2P側がコナミレディを操作する事になります。
ゴエモン
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「がんばれゴエモン」シリーズの主人公です。
ワイワイワールドが発売されたこの頃はまだ「がんばれゴエモン2」は発売されていませんでしたが、ゴエモン2の時も初代ゴエモンに近い2頭身くらいですから、今作は3頭身くらいで非常にスマートな印象です。あと何となく色が薄い気がします。
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ソフト発売時系列順に左から初代ゴエモン→ワイワイワールド→ゴエモン2となっております。
ゴエモン2は初代を踏襲したような絵柄になっていますね。ゴエモンに思い入れのある方々も、2頭身ゴエモンの方がしっくりくるのではないですかね。
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攻撃はキセル攻撃。ゴエモンといったらコレですね。ただし今作では判定が上目に出るので、下にいる敵には当てにくく戦い辛いという特徴があります。攻撃のスキはほとんどなく、ブンブン振るには使いやすい攻撃です。
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サブウェポンは「小判」。これもいつも通りといった攻撃ですね。弾丸を一発消費して、前方に小判を放ちます。
他シリーズと違うところとすれば、小判の色が赤いところですかね。他のシリーズは黄色っぽい(金色?)感じですし。
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初代ゴエモンの小判です。小判の色はこっちの方がしっくりします。
シモン
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「悪魔城ドラキュラ」シリーズの初代主人公。魔を払う聖なるムチ『バンパイアキラー』を扱い、ドラキュラ率いる悪魔の軍団と死闘を繰り広げました。
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横向きですが、悪魔城ドラキュラの時のシモン。この時でも顔がよく分からない為、ワイワイワールドでもそれを再現したってところなんですかね。
シモンの攻撃はムチ攻撃。振りかぶって放つようなモーションがあり、アニメーションは3枚です。(立ち絵も合わせれば4枚)
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前方に判定が広いですが全体的に攻撃モーションが重くスキが生じますので、接近戦を挑む場合は素直に他キャラに任せた方が無難です。しかしエリアによってはシモンがいないと詰んでしまうような箇所もあったりします。
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サブウェポンは『クロス』。飛び道具で、前方に行って戻ってくるような、いわゆるブーメラン的な動きをします。
悪魔城シリーズではかなり優秀な武器で、最強のサブウェポンといっていいかと思われます。今作でも健在で、画面上に3発まで出せる優秀な武器となっております。が、消費弾丸が5発なので、弾丸が潤沢にないと使用を躊躇させる武器となっています。
マイキー
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「グーニーズ」シリーズの主人公です。
しかしグーニーズは映画原作のものなので、コナミキャラとしてカウントしていいんですかね?
シナモン博士にマイキーの居場所を聞くと、港で夜遊びをしていたら行方不明になった、とのこと。夜遊びと聞くとあまりいい言葉ではないですが、マイキーそんなキャラでしたっけ……?
マイキーは身長が低く、通常のキャラクターでは通れないような狭い通路を通る事が出来るキャラです。どのくらい身長が低いかと言うと……、記事の最後の方でキャラクター身長比べの画像を用意したのでそちらをご覧いただければ、と思います。
ワイワイワールドが発売されたこの頃はすでに「グーニーズ2」が発売されておりますが、ワイワイワールドの見た目としては1の頃のマイキーの服装に近いですね。
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ソフト発売時系列順に左から初代グーニーズ→グーニーズ2→ワイワイワールドとなっています。
こうしてみると、グーニーズ2のマイキーは明らかに異質な存在であり、どこかのギャングかと思わんばかりの毒々しい色合いの服装をしています。ちなみに攻撃方法もグーニーズ2のマイキーだけ、なぜかヨーヨーを使います。他の2人はキックです。
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初代グーニーズを踏襲するマイキーキックです。
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初代はこちら。手の位置や足の上げ具合はもう完全に一致ですね。
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サブウェポンはパチンコ(スリングショット)。マイキーが得意とするいつもの攻撃方法です。弾丸1発を消費して、前方に飛び道具を放ちます。コナミマンのビームガンやゴエモンの小判とほぼ同じ性能です。
フウマ
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「月風魔伝」の主人公です。
月風魔伝は地上へ侵攻してきた魔王龍骨鬼軍団に兄二人を殺され、その仇討ちに行く物語です。
月風魔伝は今でも人気の高い作品となっており、BGMも秀逸です。特にラスボス龍骨鬼との戦いでの曲は今でも語り継がれる名曲となっております。
フウマの攻撃方法はカタナです。前方にカタナを振り下ろすモーションをします。アニメーション枚数は4枚です(立ち絵を含めると5枚)。月風魔伝の時も同じく4枚でした。
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上下に大きく振り下ろす為か、判定も上下に強いです。
月風魔伝でのフウマには、魔王龍骨鬼との死闘を繰り広げた際に使用していた「大念動波剣(波動剣)」というコナミアクションゲームの中でも指折りの最強武器がありました。
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こちらは月風魔伝でのフウマの攻撃。カタナを一振りするだけで前方3方向に剣波を飛ばします。射程は無限です。地形は貫通しません。これがMP消費系の攻撃ではなく、通常攻撃扱いなのが恐ろしいところ。(手に入れられるのはゲーム終盤ですが……)
しかし、ワイワイワールド参戦の時点では波動剣は役目を終えて封印したとの事なので今作では使用は出来ません。残念ですね。しかし実装していれば明らかなバランスブレイカーとなったのは確実です。
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フウマのサブウェポンは「手裏剣」です。月風魔伝でもあった武器です。一度に3つ投げます。3つ投げる為か、弾丸の消費量も3です。それなりに範囲もあって射程も無限なので、使い勝手の良い武器です。しかし連射は出来ません。
コング
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「キングコング2 怒りのメガトンパンチ」の主人公です。
グーニーズと同じく映画原作なので(ry
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攻撃はパンチ。他キャラに比べて攻撃力が高いです。流石メガトンパンチといったところでしょうか。
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こちらはキングコング2の時のコングパンチ。あんまり似ていませんね。
コングは他キャラに比べてジャンプ力が高く、その能力が無いといけない箇所も出てきます。攻撃力も相まって、使用頻度は高めのキャラクターでしょう。
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サブウェポンは「岩投げ」。キングコング2でも使っていた攻撃ですね。弾丸消費量は1で、前方に山なりに岩を放ります。射程は短いです。
モアイ
グラディウスシリーズより参戦です。といっても、ほぼ今作オリジナルキャラクターと言っても差し支えないかと思います。
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当時としてはまさかのキャラクターだったのではないでしょうか。もちろん、グラディウスシリーズにおいては抜群の知名度を誇り、他のゲームでも度々その姿を見せてきたわけではありますが、今作の足が生えた異様な姿はまさに魍魎そのものでしょう。
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攻撃方法は頭突き。頭でお辞儀をするような攻撃方法です。モアイは体が大きいため、下方向に対しての判定が弱いです。ゴエモンの攻撃と似たようなものですが、こちらの攻撃には若干のスキがあります。
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サブウェポンは「イオンリング」。グラディウスシリーズでの攻撃方法ですね。弾丸1発を使用し、前方に輪っか型の飛び道具を放ちます。射程は無限ではなく、画面半分ほどで消えてなくなります。
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初代グラディウスの時のモアイ。本来は地面に埋まっているような、顔だけのキャラクターでした。まさか足が埋まっていたとは……。
おまけ
最後におまけとして、全キャラクターを身長順に配置した画像を作りました。
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気付いたのはゴエモンとコナミマンより1ドットだけ身長が高いコナミレディ、シモン、フウマだった、という事だけでした。これ需要ありますかね……? 正確にドット絵を描いたつもりですが、間違っていたらすみません。
おわりに
このゲームは人気の高い作品で、色々な攻略サイト様が数多く存在していると思うのですよね。
なので、僕はキャラクター紹介に留めておこうかと思います。僕もよく遊んだゲームで思い入れがあるため、攻略チャートくらいなら作ってみたいな、なんて気持ちがあるので、もしも機会があったら攻略作るかも、という事だけコメントを残しておきます。どうなるか分かりませんけどね、僕は適当な人間ですから……。
という事でこれで「ワイワイワールド」の紹介を終えたいと思います。
今回はドット絵を描く量も多かったですが、結構楽しかったです。しかし記事を書くには、僕が使っているオンボロのノートPCではこの画像の量はとにかく重く、正直疲れました。なので今回はお嬢たちの寸劇を作るのはカットしました。あんまりいないと思いますが、期待していた方がいらっしゃったらすみません。今度時間がある時にでも更新しておきます。
では、ここまで読んでくださってありがとうございました。