「グレムリン2 新・種・誕・生」ファミコンゲーム紹介第27回目

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 同名映画の『グレムリン2 新・種・誕・生』を原作にしたファミコンゲームです。

 僕も子供の頃はグレムリンの映画をゴールデン洋画劇場とか金曜ロードショーなんかで見ていた記憶がありますが、最近ではあまりテレビ放映していませんね。

 ……といいつつも、2022年の12月辺りにグレムリン1の映画がテレビ放映されたのでそれを視聴したのをきっかけに、今回こうして紹介記事をかこうかな、と頭の中で思い描いていたのでした。

 映画グレムリン1を見たらグレムリン2ももちろん見ないとダメだなと思い、続けて視聴したわけですが、2の方が内容がコミカルで好きですね。1の方は結構グロめというか、内容はコミカルな感じがするのですがホラーな感じで死人が出てると思われる描写が結構ありまして。その点2の方は死人もなく終始グレムリン達がわちゃわちゃやっててノリがいいですね。

 子供の頃に両作品とも見た記憶はあるのですが、ほぼほぼ内容を忘れていたので今回改めて視聴したのはいい機会でした。と、映画の話ばかりしていますね。ゲームのグレムリン2の話に戻したいと思います。

 このゲームは1990年12月14日に株式会社サンソフトさんより発売された見下ろし型のアクションゲームです。視点的にはゼルダの伝説(2D)のような感じですね。

 映画のグレムリン2に登場したキャラクター達がゲーム内のビジュアルシーンで再現されていて、これがまた似ているんですよ。不気味な雰囲気を醸しつつもメロディアスなBGMは耳に残る素晴らしいものとなっています。主人公のギズモの操作感も軽快であり、ステージを進めていくごとに攻撃方法がどんどんパワーアップしていく、かつそれがちゃんと映画内で登場しているものばかりなので、グレムリンファンの方も思わずニヤリとしてしまうこと請け合いです。

 ゲーム序盤はマイルドな難易度ですが、後半は穴落ちの多めな地形に加えて敵の攻撃を受けるとノックバックしてしまうことも相まって穴落ちの頻度が上昇します。穴に落ちても1ダメージ受ける程度で済みますが、かなりアスレチックなステージ構成が多いためそれなりにゲームテクニックを要求される難易度となっています。

 ということで今回は映画の話と絡めながら話す内容となっていますので、映画のネタバレが結構あるかもしれません。なのでそこのところはご容赦ください。実際ゲームの方も映画グレムリン2を見ていた方が絶対楽しめる内容になっていますので、これからゲームをプレイする予定の方でまだ映画未視聴の方は是非とも映画を視聴し終えてからプレイすることをお勧めいたします。

 

 

グレムリンとは?

 元々モグワイと呼ばれる生物が、変身した姿……つまりトカゲを思わせるようなバケモノの姿になった個体がグレムリンなのであって、このゲームの主人公ギズモ(モグワイ)はグレムリンではないのですね。

このゲームの主人公『ギズモ』です。モグワイです。ゲーム内のビジュアルシーンを真似て描きました。

 モグワイを飼育するためには色々と守らなければならないルールがあって、そのひとつに『夜中の12時を過ぎてから食べ物を与えてはいけない』というものがあるのですが、それを破ってモグワイが食べ物を食べてしまうと、繭の様な状態に変身しそこから孵るとグレムリンになってしまうワケです。

 そもそもモグワイとは何なのかという話になると、実は原作映画の中身でもあまり詳しく話をされていないため、結局わからずじまいなんですね。しかし、今回グレムリンのwikiなんかを読み漁っていると、とても面白い事が書いてありました。

 あまり詳しくは書かない方がいいかと思うので要点だけを言うと、グレムリンのノベライズの設定ではモグワイは宇宙外生命体なのです。それが一匹だけ地球にやってきていたということの様です。こんな感じで色々と興味深い事が書いてあるので、グレムリンの設定に興味がある方は色々と調べてみると楽しくなれるかもしれませんね。

 

操作方法とステージ構成

 十字キー……ギズモの移動。8方向に移動が可能

 Aボタン……ジャンプ

 Bボタン……攻撃

 スタートボタン……メニュー画面を開く。

 セレクトボタン……使用しません。

 

 ステージは道中ステージが9つ、ボスステージが4つの計13ステージとなっています。

 ボス戦で敗北しゲームオーバーとなると、一つ前の道中ステージまで戻されます。

 このゲームにはパスワード機能があり、ゲームオーバー時にはパスワードが表示されます。

 

ストーリー 

 映画も含めてネタバレを書いていきますのでご了承ください。ちょっと絵が少なくて文章量が多いので許してください。

 ゲームを始めると、素晴らしいドット絵ビジュアルシーンから始まり、そこではケージの中に捕らえられた本作の主人公であるモグワイの『ギズモ』が居ます。そんなギズモを助けてくれたのは、映画の主人公である『ビリー・ペルツァー』です。

ゲームのビジュアルシーンを真似して描きました。

 ビリーです。ゲームではギズモを助けた時にサムズアップします。映画では親指を立てるシーンはないはずなのでゲームオリジナルですね。余談ですがサムズアップは国によって解釈が良い意味にも悪い意味にも変わりますから注意ですね。

 ここでグレムリン1の時のストーリーを簡単に説明いたします。

 ビリーはグレムリン1の時に父からクリスマスプレゼントとしてモグワイを受け取り、ギズモと名付けて一緒に暮らすこととなりました。

 ビリーの父がどうやってモグワイを手に入れたかというと、アメリカのチャイナタウンで殆ど人目に付かないような場所にある骨董屋があり、そこに赴くとふと何者かが奏でる歌の様な音が聞こえてきました。その音の出る方に近づくと布に覆われた籠があり、中にはモグワイが一匹入っていました。その姿を見たビリーの父は一目で気に入り、骨董屋の店主に売ってくれるように頼みますが、店主は「売り物ではない」と一蹴してしまいます。しかしその場にいた店主の孫が生活が困窮している背景を語り、店主に内緒でモグワイを売ってくれた事がきっかけです。

ゲーム内ではアイテムショップの主人です。

 骨董屋の店主です。ゲームではギズモにアイテムを売ってくれます。実は名前は『ミスター・ウイング』というらしいですよ。映画内でも名乗る事はなかったと思います。かくいう僕はグレムリンwikiを見て初めて知りました。

 そうしてビリーの家で共に暮らす事となったギズモですが、モグワイの飼育には3つの注意点がありました。

 1、水に濡らしてはいけない(水を飲ませたりもダメ)。水に濡れると細胞分裂を起こしてモグワイが増える。

 2、光に当ててはならない(特に日光はNG)。実は少しくらいなら問題ないが、光に当たり続けると体が溶けて死ぬ。

 3、夜中の12時を過ぎたら食事を与えてはいけない。これを破ると繭を介してグレムリンに変身する。

 先ほど『グレムリンとは?』の項目でモグワイは宇宙外生命体であるという事を書きましたが、なぜこの店主が3つの注意点を知っていたかは謎です。

 そしてこれらの守り事がことごとく破られ、ビリーが住む町は増殖したグレムリンによってめちゃくちゃになってしまいました。しかしなんやかんや色々あって増殖したグレムリン達は皆死に絶え、町に平和が戻ります。

 穏やかな日常を取り戻したのも束の間、ビリーの家にチャイナタウンの骨董屋の店主が訪ねてきて、モグワイを引き取りに来たのです。店主はモグワイをペットとして飼う事の難しさを語り、そしてビリーはギズモとの別れを惜しみつつ、帰路につく店主の後ろ姿を見送るのでした……。

 というのがグレムリン1の簡単なあらすじとなります。そしてここからがグレムリン2のストーリーになります。

 突然ですが、ギズモと骨董屋の店主が居るアメリカのチャイナタウンが取り壊される事となり、代わりに超巨大な複合施設、クランプ・チャイナタウン・センターを建設することになりました。

 骨董屋の店主はチャイナタウンが取り壊されることに反対しておりましたが、運悪く病により帰らぬ人となってしまいました。これはビル側の人間の嫌がらせによるものでもなんでもなく、超自然的に店主は亡くなってしまいました。ギズモは取り壊される骨董屋から逃げ出しますが、運悪く人間の男に捕まってしまうのです。その男は映画グレムリン2、そしてゲームの主舞台となるクランプ・トレード・センター(以下クランプビル)の中にある遺伝子研究所に勤める人間で、珍しい生物であるモグワイのギズモを実験材料にしようと目論みました。

 そしてファミコンのグレムリン2の冒頭に繋がり、実はクランプビルで働いていたビリーに助け出された所から物語はスタートするのです。つまりビリーとギズモはグレムリン1で別れて以降の久しぶりの再会になるのですね。

 ゲーム内ではストーリーを盛り上げるビジュアルシーンがいくつもあるのですが、いかんせんセリフ等がないためいまいちどういう事態になっているかが掴みにくいものとなっています。大事なモグワイの3つの注意点に関してもゲーム内では説明がありません。もちろん映画の方を見ていればすんなり理解できるかと思いますので、最初に映画を見ておくことをオススメしていた理由がこういうことでした。

 ゲームを進めていくと、ギズモが水に塗れてしまうビジュアルシーンが挟まります。そうしてギズモの身体からは細胞分裂によって生み出されたモグワイ達が登場します。

一匹だけ真似して描きました。

 ゲーム内のビジュアルシーンで4匹の悪いモグワイの登場シーンがあります。

 この悪いモグワイ達は映画でも登場しているのですが、ゲーム内のビジュアルシーンでのドット絵がこれまた似てるんですよ。素晴らしいドット絵ですね。

 そしてここで生み出されてしまったモグワイ達のせいで、クランプビル内はめちゃくちゃになってしまうわけですね。ゲーム内では全然出てこないのですが映画ではクランプビルの中に遺伝子研究所があり、そこには色々な動物の遺伝子サンプルや薬品なんかがあって、それらを使ってグレムリン達は異形の生物に進化してしまったりするのです。そのグレムリン達が、ゲーム内では敵キャラなんかとして登場します。

 特に雷状に変身したエレキグレムリンは映画・ゲーム共に重要な役割を持つ敵キャラですが、ゲーム内ではボスキャラとして登場するもののいまいちよく分からないままテレビモニターの中に閉じ込められたり、そして最後に受話器から放出されたり。映画を見ている人はもちろん話の流れが分かるのですが、映画を知らない人はそもそも受話器からエレキグレムリンを放出しているとすら分かりにくいものとなっているかと思いますので、やはり会話というか、解説が無いと話を理解するのは難しいかと思いますね。

 と、ネタバレが酷くなりそうなのでこの辺でストーリー紹介を終えたいと思います。しかしファミコンなのに映画のシーンを再現するかのような高品質なドット絵ビジュアルシーンが随所に盛り込まれるので、やはり素晴らしいゲームだと実感しますね。

 

アイテム

ゲーム内で登場する、ギズモの冒険を手助けするアイテムを紹介します。正式なアイテム名がわからないので、アイテム名は僕が勝手に命名しています。

 

・クリスタルボール

 クリスタルボールです。このゲームのお金みたいなものです。敵キャラを倒すと落とします。

 グレムリン2の紹介を行っている他のサイト様では『クリスタル』と書いているところが多いのですが、僕は『クリスタルボール』なのではないかと思っております。なぜなら、ショップでアイテムを購入する時の価格が『50CB』などと書いているからです。

 CBの読み方を考えると、Cはクリスタルとして、Bはボールなのではないか、と勝手に解釈しております。しかしメニュー画面で所持しているクリスタルボールの総数を確認すると、そこには英語でクリスタルと書かれているのです。どちらが正しいのでしょうかよくわかりません。いやどうでもいいですね。失礼しました。

 このクリスタル(←!)を集めることで、ステージ途中にあるショップにてお買い物をすることが出来ます。

 道中にこういった扉があるので、これに触れるとショップに行くことが出来ます。

 中には映画でもお馴染みの骨董屋の店主がおり、アイテムの販売を行っています。

 余談ですが、映画グレムリン2ではこの店主は冒頭で亡くなっているため、このゲームで登場する店主は幽霊なのか、という疑問が残ります。

 

・ライフ回復ビン

 ライフ回復ビンです。その名の通りのアイテムです。ショップで販売しています。

 

・ライフアップ

 ライフアップです。体力の最大値をひとつあげてくれます。ショップで販売しています。

 このゲームではHPメーターをハートで表示しています。(画面表示は💗💗💗みたいな感じ)

 しかし一度ダメージを受けると💗を一つ失うのではなく💗が大小脈打つ様な表示になり、再度ダメージを受けることで💗が一つ減ります。

 なので実際には初期HPは6回ダメージを受けることでミスになることになり、ライフアップを購入することでそれが8回に伸びる事になりますね。

 

・バルーン

 風船です。これを所持していると、穴に落ちた時にギズモが風船に掴んだ状態で一定時間自由に空を移動することが出来るようになります。ショップで販売しています。

 こんな感じの状態で空を飛べます。

 ゲーム開始時には初期装備としてひとつだけ所持しています。

 

・パワーアップボトル

 ギズモの武器をパワーアップしてくれます。ゲームオーバーにならない限り永続です。ショップで販売しています。

 基本的には非常に有用なアイテムですので、一部ステージを除きショップでは他アイテムよりも優先していいのではないかと思います。

 

・ギズモ人形

 ギズモ人形です。残機を1つ増やしてくれます。ショップで販売しています。

 このゲームはライフ制+残機性のゲームではあるのですが、ゲーム開始時は残機がゼロの状態からスタートするのですね。点数なんかで残機が増える事もありません。ショップで購入するのみです。

 残機があればライフが無くなってミスとなってもパワーアップなどの強化をそのまま引き継いで再度その場スタートとなりますので、基本的にはライフ回復ビンなどを買うよりかはギズモ人形を買った方がお得です。

 

・フラッシュ

 フラッシュです。電球の形をしています。敵を倒すことで低頻度で出現します。ステージによってはそもそも出ません。

 取得すると画面上の敵を全滅させます。グラディウスでいう青カプセルみたいなものです。

 

・ホッピング

 ホッピングアイテムです。敵を倒すことで低頻度で出現します。ステージによってはそもそも出ません。

 取得するとギズモがホッピングに乗って一定時間動き回ることができ、その間は無敵になります。穴には落ちるので、落ちるとホッピング状態が解除されます。

 そもそもなんで無敵アイテムがホッピングなのかがよくわかりません。ホッピングのブームが1990年頃に再燃していたのでしょうか。ホッピングが登場するゲームを思い浮かべても、ナムコさんから販売されたホッピングマッピーくらいしか思い浮かびませんね。

 

 という所でアイテム紹介は終わりです。

 

敵キャラ

 このゲームに登場する敵キャラを紹介します。

 

 ゲーム序盤の方に登場する敵キャラです。コウモリとかネズミとかは他のゲームでもよく登場するものですが、右側のでかトマトなんかは珍しいですね。でかトマトは一定ルートを飛び跳ねて移動します。触れるとダメージを受けます。

 ゲーム開始時は、まだギズモが水に塗れていないため他のモグワイが登場していないのですよね。そのため敵キャラはグレムリンではなく、よく見る感じの敵ですね。でかトマトは別ですが。

 

 ゲーム中盤~後半にかけてはネズミなどの敵は居なくなり、グレムリンがメインの敵となっていきます。多種多様なグレムリンが登場し、かつトラップや穴落ちの仕掛けがふんだんに盛り込まれているため一筋縄ではいかないようなステージ構成となっています。

 

ギズモが装備する武器

 実は映画ではギズモは蜘蛛型に変身したスパイダーグレムリンしか倒していないのですが、ゲームではザコキャラも含めて敵グレムリン達をバッタバッタと倒して進むアクションゲームとなっています。

 色々な武器が存在する本作ですが取得した武器は持ち替えなどは不可で、その時に装備している武器でステージを進んでいく事になります。

 ここではギズモが装備する武器を紹介します。

 ・トマト

ゲーム内ではトマトを取得する絵は無かったので描いてみました。

 初期装備のトマトです。正直、なんで武器がトマトなのかよく分かりません。映画でも登場したっけか……と思っていたら、トマト登場シーンがありました。

 映画の方では、クランプビルの遺伝子研究所の方でトマトをスーパーボールのように遺伝子改良したものが数秒だけ登場します。遺伝子改良されたバイオトマトだ、なんて博士たちが言ってました。味も問題ないとのこと。そのトマトが武器のモチーフになっているということでしょうか。

 しかし、映画ではスーパーボールにように弾力性のあったトマトですが、ゲームでは普通につぶれる模様。スーパーボールを再現したら射程無限になってしまうかもしれませんしね。それだと初期武器としてはちょっと強すぎ問題かもしれませんね。

 

・マッチ

 マッチです。原作映画の方ではギズモがグレムリン達に対抗する為に持ち出したアイテムのひとつです。ステージ1-2をクリアした時に取得することになります。

 ギズモが手に持ったマッチを振りかざすと火が出ます。射程的にもトマトより少しだけ伸びています。

 このマッチが武器になったステージから、アイテムショップに武器をパワーアップするアイテムが登場します。そのアイテムを購入することで一段階だけ武器の攻撃力を上げる事が出来ます。そして攻撃方法も変わります。

 パワーアップすることで、ギズモの身体から上下にもマッチの火が飛び出し、3方向への攻撃となります。このゲームでは敵キャラのネズミなど機敏に動き回る敵キャラが登場しますから、弾幕が増える事は良い事です。

 

・クリップ

 クリップです。2-3をクリアした時に取得することになります。

 映画ではデスクの引き出しなど、ギズモが高い所から降りるシーンでロープ代わりのように使っていましたね。

 クリップ攻撃です。射程はマッチよりも伸びています。大してマッチと変わらない攻撃かと思いますが、クリップはパワーアップアイテムを所持していると非常に頼もしい武器となります。

 クリップは強化されていると前方に3WAYショットを放つことが出来ます。これがまた強いです。マッチではショットの拡散幅が90度もあり少しばかり使いにくい所がありましたが、このクリップは前方に集中して弾幕を張る事が出来ますので非常に頼りになります。

 

・弓矢

 弓矢です。ステージ3-3をクリアした時に取得することになります。

 映画ではギズモがクリップを折り曲げてフレームを形作り、そこにゴムを張る事で弓の様な形状にクラフトするシーンがあります。あのシーンはカッコイイですよね。ゲームでは矢の代わりに鉛筆を使っているような感じの絵に見えますね。

 弓矢の攻撃です。殆どクリップと大差ないです。しかし、弓矢の攻撃がパワーアップ状態だと作中最強の武器になります。(個人的な感想)

 クリップの3WAYでも十分強かったのですが、弓矢では驚異の5WAYになります。ステージ4以降からはザコ敵も厄介なものが多くなり、地形も穴落ち多めのアスレチックなステージ構成となってきますが、それらを楽に進めるためにはこの5WAY弓矢はとても頼りになる武装となるでしょう。というかクリップか弓矢装備のときは、まずはアイテムはパワーアップアイテムを何よりも優先して取得した方がいいと思います。これならボス戦でもゴリ押しできるほどの火力を出せます。

 

・火炎弓矢

 矢の先に火が付いた火炎弓矢です。ゲームでは取得時の絵はたいまつみたいになっていますね。

 ところで映画の方はというと、この火炎弓矢を使用したのはスパイダーグレムリンへの一撃のみなのですが、先端にはグレネードの様なものが付いていました。

 ギズモがこの武器を思い至った発想の元ネタは、ギズモがテレビで見ていたランボーの映画で、スタローンさんが使っていた榴弾付きの弓矢からなのです。榴弾付き弓矢と言えば多分ランボー2ですかね。ギズモがグレムリン相手に奮起する為の精神的支えになっていたのも映画ランボーでのスタローンさんの行動力なので、ギズモの戦闘の師匠はランボー時のスタローンさんという事になりますね。

 火炎弓矢の攻撃です。射出時は1つの弾ですが、一定距離進むとナナメ方向に4つの火炎に爆発分散するようなエフェクトです。射出時の一発の弾状の時にも当たり判定がありますが、その状態の攻撃力は作中最強です。

 火炎弓矢パワーアップ時は、分散する4つの火炎が円を描くように動きます。しかし、これは僕的にはパワーアップ前の方が使いやすいのではないか、と思います。火炎が回るエフェクトのおかげで敵に当たりやすくなる半面、火炎が画面に残る事で実は弾切れを起こしやすくなるんですね。

 パワーアップ前はショットを切れ目なく撃ち続けることが出来るのですが、パワーアップ時は画面上に二発までしか撃てなくて、しかも火炎が回転するとはいえどちらかというと分散前のショットを当てた方が火力が出るので若干使いにくいかな、と。

 ステージ5以降でしか使わない武器とはいえ、アイテムショップでは他アイテムより優先するほどでもないと思うのでパワーアップアイテムは購入しなくてもよいかと思うのが僕の見解です。

 

 以上でギズモの武器の紹介を終えたいと思います。

 

おわりに

 ファミコン時代でも映画を原作にしたゲームというのは他にも色々とあり、かつ面白いゲームもたくさんあります。僕はその中でもこのグレムリン2は非常によくできたゲームであると思っています。

 しかし反面、著作権の関係上、移植するという事が難しい為実際のファミコンカセットでプレイすることしかできず、そしてそれは現代では敷居が高いと思うのでなかなかプレイする機会に恵まれないのが残念な所ですね。今では中古価格も高くなっていますし。

 実際にプレイするのは難しいと思いますが、最近ではyoutubeなんかでもプレイ動画を上げられている方がいるかと思いますので、興味がある方はそういったものを見るのもいいかと思いますね。

 

 では、これで終わりにしたいと思います。見てくださってありがとうございました。

 お嬢たちのおまけの会話劇も後で作るので、ちょっとまだ出来てないのですがそのうちまた見ていただけると嬉しいです。

 

 2023年8月19日追記

 おまけの会話劇を作ると言っておきながら、全然作れていませんでした。

 取り敢えずニセギズモのGIF画像を作ったので、これでお茶を濁させていただきます。

 

 

なんですの、このキモチワルイのは……。
こんなの作ってないで会話劇を作りなさいな!

 

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