最近はPS4のフリープレイタイトルに来た「GBVS(グランブルーファンタジーバーサス)」をプレイしていました。
PS+の2022年9月度のフリープレイタイトルのひとつとして登場した、スマホ用アプリゲームRPGグランブルーファンタジーの世界観をベースにした対戦格闘ゲーム『GBVS(グランブルーファンタジーバーサス』。開発はアークシステムワークスさんで、アニメ調の美しいグラフィックが特徴的な、魅力的なキャラクターもたくさんいる格闘ゲームとなっております。僕は最近それをずっとプレイしておりました。
このゲームは元々2020年2月6日に発売されたもので、それから約2年と半年の期間を経てフリープレイタイトルとして再び陽の目を浴びた形となったようですね。
「陽の目を浴びた」とはちょっと失礼な言い方な気もしますが、僕がこの言葉を使った事には理由がありまして、それは発売してからほんの数か月で購入者数に対してプレイ人口が極端に減少していたという事ですね。
実は僕はこのグラブルバーサスは発売日近くに既に購入済みでして、元々のスマホアプリのグランブルーファンタジー(以下グラブル)はプレイした事はあるのですがほんの半年ほどで、今はもう既に引退の身となっております。
このゲームが発売された時、本家グラブルをプレイされている方向けの購入特典としてグラブル内で使用できるアイテムや、いわゆるガチャなどで使うゲーム内マネーの様なものを付与するプロダクトコードなどが配布されたのです。
ゲーム内マネーに関してはグラブルバーサスの購入金額と同じぐらいの価格分のゲーム内マネーを特典として貰えるので、本家グラブルに課金する分を考えれば実質グラブルバーサスは無料! というくらいの特典内容だったのです。更にゲーム内で使える非常に有用なアイテムも多数もらえるという事で、熱心なグラブルプレイヤーはまず購入していたのではないかな、と思うものでした。
この特典効果も相まってか、発売から約一か月で国内販売数が20万本を突破するという快挙、新規格闘ゲームタイトルとしても大ヒットと言っても過言ではないくらいに売れたのですね。
しかし……。やはり購入特典が強すぎたせいか、普段格闘ゲームをプレイしない層からするとグラブルバーサスのゲーム内容には惹かれるものが無かったのか、特典だけ貰って中古ゲームショップに流れる、というスピードも尋常ではなかったのです。
実は僕がグラブルバーサスを購入したのもこの時期で、発売からそれほど日数が経っていない時に既に近所のゲームショップでは中古販売価格が4000円を切っていたんですよね。グラブルバーサスの特典内容も相まって、ゲームショップでは特典のプロダクトコードが既に使用済みのものは買い取り拒否していたような記憶もあります。すみません、この辺はちょっとうろ覚えで定かではないですが、とにかく値崩れのスピードが尋常ではなかったのですよね。
という事で、特典にはあまり興味がありませんでしたが、対戦格闘ゲームとしては興味があった僕はその時に購入し、楽しませていただいていたんですね。という経緯でした。……全然ゲーム内容に触れていませんね。ちょっと前置きが長かったです、すみません。
さて、グラブルバーサスといえば、僕が思う革新的なものとしては『簡易コマンド(ワンボタン)で必殺技が出る』こと。これに尽きますね。通常の波動拳コマンド(↓↘→+ボタン)なんかでも必殺技は出ます。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズなんかではワンボタンで必殺技が出るのは当たり前ですが、操作感はそれと殆ど一緒です。しかし、こういった一対一の2D格闘ゲームでは非常に珍しいもので、恐らく初だったのではないかな、と思う所です。これと同じシステムの『DNF DUEL』という格闘ゲームもありますが、こちらが出たのはグラブルバーサスの後です。こちらも開発はアークシステムワークスさんですね。
これはアークシステムワークスさんが初心者救済措置として実装したシステムで、やはりスマホRPGをプレイしている層が対戦格闘ゲームなんてあんまりプレイしているわけがないですし(偏見だ!)、そもそも格闘ゲーム自体を初めてプレイする方がたくさんいらっしゃると思いますから、そういった方々がコマンド入力なんかでつまづかないように、ストレスなくプレイできるようにととっつきやすくするというための試みの様ですね。
このシステムのおかげでいわゆる昇竜拳の様な無敵技が咄嗟に出せますし、何よりキャラクターが色々な技を使って機敏に動かせるという事が操作する面白さをプレイヤーに与えてくれますね。
とまあこんな感じで簡易コマンドが話題になったわけですが、僕も2020年当時プレイしていた時はそれなりに楽しくプレイしていたわけでありますが……、いかんせん購入者20万人に対して、オンライン対戦している人数が明らかに少なく感じていました。
もちろんジャンルが対戦格闘ゲームとはいえオンライン対戦がすべてではないですから、一人用モードで遊んだり、CPU戦をやって楽しまれているプレイヤーが居たとは思います。が……、やはりオンライン対戦人口の少なさを実感していましたね。
PS4にはゲームにおいてトロフィー機能というものがありまして、例えばアクションゲームでいえば最初のボスを倒すと『最初のボスを倒した!』とかこんな感じでトロフィーというものが取得でき、全世界でこのトロフィーを取得した人は○○%……というふうに分かるようになっています。
そのトロフィー機能からグラブルバーサスの『オンライン対戦で初めて勝利した』という内容の所を見てみると、取得者は全体の約22%ほどです(2022年9月現在)。
これを、同じくアークさんの似たシステムの格闘ゲームであるDNF DUELの『オンライン対戦で1勝した』というトロフィーと比較してみると、DNF DUELの方はなんと約65%もあるのです(2022年9月現在)。約3倍も違います。ちなみにDNF DUELはアラド戦記というオンラインアクションゲームをベースとした対戦格闘ゲームとなりますが、こちらはゲーム内でもらえる特典とか、そういった要素はありませんでした。
ちょっと極端な話かもしれませんが、この数字がグラブルバーサスを購入したプレイヤーが如何に対戦格闘ゲームとして興味を持って購入していなかったかを窺い知れる気がしますね。グラブルバーサスはフリープレイが来てからの数字になりますから、本来はもっともっと少なかったかもしれません。
なんだか変な話になってしまいましたね。これはいけません。別にゲーム内容がつまらない、といった事ではないのです。ただ、オンライン対戦人口が少なかったという事もあり、僕も購入から1か月経たない程度で辞めてしまっていた、という事なのですね。
で、今回のフリープレイ化という事で改めてプレイしたのですが、発売当時から追加された色々なシステムがあり、戦略に幅が出てとても面白くなっているのですね。
2022年6月に実施された大型アップデートにより、今までの対戦環境を大きく変えるような新要素が追加されました。
↑のPVを見てもらうとわかるのですが、奥義ゲージを使ってやれることが増えたのですね。今までは奥義ゲージは100%溜めて超必殺技を出す事ぐらいしか使い道がなかったのですが、この仕様変更によりゲージ管理に気を配るようになりました。
僕のように過去にグラブルバーサスをプレイしていて、もうしばらく触ってないという方には、このフリープレイ化をキッカケにもう一度プレイしてみて欲しいですね。もちろん新規の方も興味を持っていただければと思います。
やはりフリープレイ(無料化)の効果は素晴らしく、オンラインプレイヤーも大分増えているようです。フリープレイ以前の最近のオンラインロビーなんて数人いるかどうか程度だったらしく、過疎化が進んでいたようです。あまりにも人がいないものですから村という表現をされていたとかなんとか。
ゲームは流行り廃りがありますから、プレイヤー人口があってオンライン対戦環境が整っている今だからこそ、プレイして欲しいと思いますね。プレイしたいと思った時にはオンラインに人が殆どいなかった、では悲しいですからね。
ちなみに僕はランクマッチを主にプレイしており、ランクはA~Sの間を彷徨っております(強さランク的には真ん中ぐらい)。プレイヤーネームもでげでやってますから、もしも僕とマッチした方はどうかよろしくお願いいたします。
という所で終わりにしたいと思います。
見てくださってありがとうございました。