「マインドシーカー」ファミコンプレイ日記5日目
前回4日目のあらすじ……。
超能力トレーニングなんてやっても何も身に付かないと気が付き始めた参加者達!
それをマズイと思ったエスパーキヨタは参加者達の全部屋にサイロックをかけて出られないようにした!
※マインドシーカープレイ日記と称して話を書いてましたが、もはやブログ管理人でげによるドット絵の遊び場みたいになってしまっています。純粋にマインドシーカーとはどんなものかと興味を持たれた方の期待を裏切るような話の展開になってますので、そういった方は見ない方が良いかもしれません。申し訳ありません。
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カ、カギがかかってて出られませんの!(ガチャガチャ
うーん、どうしてだろ? 今までカギなんてかかってなかったよね?
まあ、普通に考えてうら若き乙女の居る部屋が施錠無しなんて危険もいいとこなのですが、しかしこのロックはなんだか変ですわ! そもそもこのドアはカギ穴とかついてませんし!
え? カギ穴がついてないの? どれどれ……。
あ! この感じ……。
何か感じますの?
うん……、たぶん、これはサイパワーでロックがかけられてるみたい……。
サイパワー? つまり、超能力で施錠されているってことですの?
……今ならメイ、このサイロックを開けられる気がする!
……そうですの! 超能力でかけられたロックなら、超能力でロックを外すことも出来るハズですわ!(どういう理屈だ!
してメイ、解錠の方を試してみてくださる?
うん! いくよー……うーん!
メイはサイパワーでドアにかけられたサイロックの解除を試みた!
メイのサイパワーに呼応するかのように、ドアが開け放たれた!
や、やりました! ドアが開きましたわ!
素晴らしいですわね、メイ!
えへへ、なんだか最近は超能力の自信がついてきちゃった!
これで外に出れるのは良いとして……。
うーん、施設内が静かですわね。他の参加者の方々の部屋もきっとサイロックがかかってて、閉じ込められているのでしょうね。いったいどういう意図でこんなことをしているのでしょうか、エスパーキヨタさんは……。
とにかく、まずはいつも通りコンピュータルームに行ってみましょうか!
うん!
ふたりは足早にコンピュータルームに向かった!
コンピュータルームに着きましたが……やはり参加者の方々は誰も居ませんわね。あっ、リミさんはいらっしゃいますわ!
良かった! コンピュータルームに来ても誰もいないから、少し怖くなっていたところだったんですよ!
リミおねえちゃん!
リミおねえちゃんの部屋も、やっぱりサイロックがかかってたの?
と、いう事はメイちゃんたちの部屋も?
うん、ドアにカギがかかってたから、何か変だなーっとは思ってたんだけど……。
兎にも角にも、まずはエスパーキヨタさんですわ!
どうしてドアにサイロックなんてかけたのか話を聞かないと!
コソコソ……。
あっ、居ましたわ! エスパーキヨタさん!
お嬢に呼び止められたエスパーキヨタは驚いて体を震わせた!
ビクッ!)や、やあおはよう、皆! 超能力の調子もいいみたいだね! ハハハ!
何がハハハ、ですの! わたくし達以外に参加者は居ないみたいですし、きっと部屋にサイロックをかけたから皆が部屋から出られなくなっているのですわよね! これは一体どういうつもりですの!?
こ、これはだね、その……。
なんですの、その煮え切らない物言いは! はっきりと申してみなさいな!
お、お嬢さんって物怖じせずにズバズバ言うんですね……。
うん、こういう時のおねえちゃんは頼りになるね!
す、すみません……、事の発端は私にもあるのです……。
ゼネフさん?
このサイロックの件は私も手助けしてしまった部分がありまして……酔った勢いというか、すみません……。
酔った勢い?
い、いや、すまない……。今回の件は素直に謝らせてもらおう。
……ここで行っている超能力トレーニングの件なんだがね……、トレーニング内容に不満を持った参加者の方々の行動を抑制するため、とでも言おうか……。
抑制? 一体なんの話をしていますの?
もういいじゃないですか、キヨタくん。素直に全てをお話ししましょうよ。
……わかった。
実は、トレーニング参加者の殆どが、もう途中でトレーニングを辞めてこの研究所から離れたいと言っているんだ……。
え~! なんで~!
(……まあ、当然ですわね。現実世界ではマインドシーカーをプレイして超能力を得た人間など、恐らく皆無! その殆どの方はエスパー認定試験の話が出た辺りで辞めたくなっていたことでしょう!)
僕は、この超能力トレーニングを通して参加者の皆に超能力の素晴らしさを伝えたかった! そして超能力を共有し、より良い世界を築いていきたかったんだ!
しかし、現実はそんなに甘くなかった……。超能力というのはそう簡単に身に付くものではなく、殆どの参加者にとってここでのトレーニングは児戯に等しいものだという感覚だったのだ!
きっと、この研究所を出たら世間に悪評をばら撒き、次の参加者は当然数を減らしていくだろう。
そうなると超能力研究資金も集まらず、この研究所は立ち行かなくなっていくのだ……。
(……まあ、はっきり言ってしまえば現実世界でもマインドシーカーはすぐに値崩れしてワゴン行きのクソゲーとなり果てましたわ。この流れも当然の事でしょう。しかし、解せないのは……)
え~! メイ、エスパーキヨタのトレーニングをしてこんなにも超能力を使えるようになったのに~!
(そう、解せないのはメイの存在なのですわ。なぜメイはこんなにも超能力の才を発揮するようになったのか。今まで現実世界でもメイと過ごしてきましたが、超能力なんてものはまったく感じなかったものですが、マインドシーカーの世界に来た事で明らかにサイコパワーの申し子として成長していますわ。いったいなぜ……。)
メイくん……。キミにそう言ってもらえるととても嬉しい。僕の作り上げた超能力トレーニングも少しは報われるようだ……。
……とにかく、まずは各部屋に施されたサイロックを解除してくださいまし。トレーニング参加者が全員集まってから、話を進めましょう!
そうか……そうだな、分かった……。ゼネフ、手伝ってくれ……。
ええ、分かりました……。
エスパーキヨタとゼネフは全部屋のサイロックを解除した。
そこからほどなくして、部屋に閉じ込められていたトレーニング参加者達は続々とコンピュータルームに集まってきた!
皆、今回部屋にサイロックをかけた原因はカクカクシカジカでな……。本当に申し訳ない事をしたと思っている!
エスパーキヨタは頭を下げた!
参加者達「ふざけんな! どういうつもりだよ!」
参加者達「スプーンも頭下げてるつもりかよ! ふざけやがって!」
こんな時に超能力ジョークだなんて……。エスパーキヨタさんはやはり少し変わってますわね……。
み、みんな! そんなにエスパーキヨタの事を悪くいうのは良くないって思う! だって、メイはこのトレーニングで超能力が身に着いたもん!
メイ……。
メイくん……。
参加者達「ハッ、どうせ最初から超能力を使えたんだろ! そこの青髪の女の子みたいに! アンタも前にスプーン折ってたのを見たぞ!」
わ、私ですか? 私は確かにそうですが……。
……確かに、リミさんは超能力の才能が元からあったと思いますわ。しかし、メイは今まで全くと言って良いほど超能力の才能が無かったのをわたくしは知っていますわ。もっとも、わたくしの言葉を信じてもらえるかはわかりませんが……。
参加者達「ああ、まったく信じられないな! あんたら3人、この超能力研究所のサクラなんじゃないのか?」
カチン)むっ! 言わせておけば!
こ、ここは抑えてくれ。退所希望者は前に出てきてくれ、帰りの便は用意してある。すぐにでもここから――
……みんなはいいの!? 超能力を使えなくっても!
参加者達「な、なんだよいきなり……。」
だって、諦めるのがはやいんだもん! せっかくこんなところまできたのに、すぐに帰っちゃうなんて! もったいないよ!
参加者達「こんなトレーニングをしたって時間のムダだってのが分からないのか!」
きっとみんなは始めから超能力を使えないって思い込んでるから何も身に付かないんだよ! エスパーキヨタだって言ってた! 全てはイメージで出来てるんだって! 自分は出来るってイメージを持たなきゃ! 超能力はイメージが大事だって……あっ、そうか……!
参加者達「だからそのエスパーキヨタが信じられないって言ってるだろ! こんなやつの何を信じろっていうんだ!」
参加者達がエスパーキヨタに詰め寄る!
ま、まってくれ皆、落ち着け……!
そ、そうですわ皆さん、暴力はいけませんわよ!
参加者達「ハン、そのご自慢の超能力とやらで俺たちを止めてみろってんだ!」
現場は今にも一触即発の雰囲気だ!
そっか、わかった……イメージが大事なんだ……。
ずっと気になっていた5択カード、ひらめいたかも……!
普通じゃダメなんだ……ここからイメージで常識を変えるんだ……!
メ、メイちゃん……?
こ、このイメージだー! そしてそして、選択するカードは……!
み、みえたー!(キュピーン!
もう、みんなうるさいにょ!(口調が!
目から……ビーム!!!
!!!
えっ! ちょっ!
うおっ! これは!
!!!
参加者達「ぐあああああ!!!」ドカーン!
こ、これは目からビーム!
メイさん! まさか会得していたとは!!
ひええええ!!
この感じ……!
メイから放たれた目からビームによって、現場は騒然となった!
で、でたーっ! やったあ!
やったあ、じゃありませんわよ! 滅茶苦茶大惨事になってるじゃないですの!
参加者達「ううう……」シュウウウ
え~? だって、超能力で止めてみろっていうから、つい……。
確かに言ってましたが、これはちょっとやりすぎですわよ!
と、いうワケで途中退所希望の参加者達の多くは病院送りとなった!
まあ、結果的に退所できたのですから、参加者の方々も結果オーライといったところなのでしょうか……?
メイくん、すまない……。どうやら君には助けられたようだ……。
ううん、いーよ! メイはここでもっと超能力トレーニングに励みたいもん! エスパーキヨタにはもっと超能力の事を教えてもらわないとね!
メイくん……。
そんななか、退所しなかったトレーニング参加者の人達もまだちらほらと残っていたようだった!
残った参加者達「あの……僕たちもまだまだ皆さんとトレーニングしたいです!」
君達……!
残った参加者達「さっきのメイちゃんの目からビーム、とても感動しました! 僕たちにも同じような超能力を使えるようになるか分かりませんが、それでもこのトレーニングを通じて忍耐力みたいなものは付くと思います。きっとムダにはなりませんよ!」
君達……ありがとう!
(なんで感動路線みたいになってるのかはよく分かりませんが、まあいいでしょう。というかこれマインドシーカーの世界ですわよね? まったく、これからどうなる事やら……。)
(何か……思い出せそうなんだけど……。)
そういえば、エスパー認定試験はどうするの?
ああ、そうだな。いや、今回の件で十分証明された。君たちはもう誰がどう見てもエスパーだろう。
試験なんて必要ない、3人とも、試験はクリアだ!
やったあ!
ざ、雑……!
参加者達をぶっ飛ばした事で、見事エスパーとして認定された3人。
超能力の新しいひらめき能力を覚えたメイ。そして何かを思い出せそうなリミ。
次からはサイキックシティーへ赴き、更なる超能力トレーニングの開始だ!
という所で5日目は終了です。
もう何だかワケわからん展開で書いてしまってますね。実際のゲームプレイではこんな展開ではないのでご了承ください。サイロックの部分は本当です。
真面目なマインドシーカープレイ日記を期待されて読んでいただいている方々には本当に申し訳なく思います。この記事を書いてる僕も何だかノリと勢いだけで描いているような気がします。誰得なんだこの記事は……。
では、また6日目を書いた時に読んでもらえたら幸いです。最後まで見てくださってありがとうございました。