アニメ「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」最終話「それでも私は守りたい」感想
この記事はネタバレを含みますので、まだアニメを視聴されていない方、これから見る予定の方はブラウザの戻るを押して見ないようにしてください。
ネタバレが問題ない方だけ読むようにお願いします。
突如出現した人類の敵「ネウロイ」に対抗するべく世界各国が連合運を組んだ。
ただし、彼らに対抗できるのは特殊な魔力を持った少女達だけだった……。
遂に連合軍によるベルリン奪還作戦が始動し、再び結成される501統合戦闘航空団「ストライクウィッチーズ」
新たな501メンバーとして「服部静夏」も加わりネウロイとの死闘を繰り広げていく!
果たしてベルリンの空を開放する事は出来るのか!?
うっ……うう……。
あら、あなたもしかして泣いているのかしら? そうですわよね、最終話ですし、いいお話でしたわよね……。
ラ、ラストに……。
え?
ラストに! 「つづく」じゃなくて「おわり」って表示が! なんですかこれは!? ちゃんとつづくって表記してくださいよって前回の記事でお願いしたじゃないですか……。うう……。
このブログでお願いしたって変わるものでもないですわ……。おわりって表記されても、きっと4期はありますわよ!
うう……。
さて、気を取り直して最終話の感想に行きたいと思います。
前話の11話からの続きで、決戦兵器のラーテが敵側の作り出したドームの中に閉じ込められ孤立無援の状態から始まります。
501のメンバーもラーテを助けるために、地下を進みドームの中に潜入を試みます。しかし、静夏のストライカーは空中から落下してきたドームの外壁にぶつかってしまった時に(11話)破損してしまったらしく戦闘の継続は困難な状態、皆と一緒に地下を進みたい静夏でしたが、ミーナに待機命令を出されてしまいその場に残る事に。
ドームの中ではフラックタワーに立てこもった芳佳達ですが、外側から敵ネウロイの猛攻撃を受けてなんとラーテが破壊されてしまいました。建物の崩壊も時間の問題です。
そんな状態でも怪我を軍人の治療に奮闘する芳佳。そんな中、一人の軍人が自暴自棄になりフラックタワー屋上で敵ネウロイに攻撃している事が分かりました。
芳佳はすかさずその軍人を建物内に引き入れようとしますが、軍人は戻る事に抵抗しながらも空中のネウロイを一体破壊します。なんやこの軍人やるやんけ!
ウィッチの銃弾には一発一発に魔法力が込められているものを使用していると聞いたことがありますが、一般兵の火器に魔法弾が使用されているかは分かりません。そんななかネウロイ撃破は末代まで誇れる武勇伝となる事でしょう!
ドーム外で待機していた静夏のところに、ウルスラと坂本少佐を乗せた爆撃機が姿を現します。静夏を回収した爆撃機は、ドームの外壁を破るために対ネウロイ用気化爆弾の投下を試みます。しかし、爆弾は時限信管の為に爆発タイミングが早く、思う様に直撃させられません。そこで、静夏が手動で爆弾を爆発させることを提案、静夏のストライカーは破損しているので、ちょうど爆撃機に搭載させていた芳佳のストライカー「震電」を使って出撃する事に。
場面は変わり、地下を進んでいた501メンバーは、突如大きく開けた異質な空間へと飛び出します。なんとそこにはネウロイで作られた都市「ゲルマニア」が姿を見せます。ゲルマニアとは、カールスラントで退位させられた皇帝が構想していた世界首都だそうです。これは現実世界でいうとアレですね。
この辺を詳しく解説しようとすると、ちょっとよろしくない方のお名前が出てしまいますわね。ですので控えさせていただきますわね。
〇っぱいぷる~んぷるん!!!
……まあ、ある映画の中では非常に有名な空耳の台詞ですわね。ですけどもその元ネタの映画は非常に面白いので、もし見たことが無い方は視聴をオススメいたしますの!
鯛がっ食べたい!!!
やりすぎはよくありませんわよ!
どうしてネウロイがこんなもの(人が考えたもの)を作れたのかはよくわかりませんが、とにかく破壊しなくてはいけません。中央の宮殿のようなところに集中砲火を浴びせていきます。
すると、地表のドームになにやら反応アリ。その様子を見ていた坂本少佐は、地下で戦う501メンバーに通信します。サーニャの魔導針が微弱な通信の電波を捉える事ができ、それをミーナに伝えます。サーニャを介さないと通信が出来ないので、ミーナはサーニャの頭におでこをこっつんと当てて、骨伝導?かわかりませんがそれで通信をします。
しかしその様子を見ていたエイラ。『ギャー!』という悲鳴に近いような絶叫を上げますがそれを気にすることなくミーナは通信を続けます。
まあ、今は戦闘中ですものね。そんな大事な時でもエイラさんはサーニャさんの事になるとコミカルに描かれますのね!
通信をすることで、ゲルマニアの宮殿を攻撃する事が地上のドームをどうにかする事が出来ると予想したミーナは、501メンバーに中央の宮殿へ集中攻撃をすることを発令します。
宮殿への攻撃をすることで、地上のネウロイが地下に応援に向かったようです。地上ではこれを好機とみて、ドームの外壁を破壊する為に震電を装着して飛び立った静夏。
しかし震電は芳佳専用なだけあって、芳佳の膨大な魔法力でようやく正常に稼働できる代物。静夏の魔法力ではとてもまともに動かせるものではありませんが、しかし静夏はそれでも気化爆弾を見事ドーム表面近くで爆発させることに成功し、ドームには大穴が開きました。
今が救援部隊を送るチャンスと思いきや、すぐにドームの外壁が修復されていきます。もはやこれまで、救援は不可能と判断し、静夏に撤退命令が出されます。しかしドームに開いた大穴から見えた、生身でネウロイと戦う芳佳の姿にいても経ってもいられなくなった静夏は、撤退しろと繰り返す坂本少佐の命令を『私も、守りたいんです!』という言葉と共に制止を振り切って閉ざされゆく大穴に侵入します。
こうやって芳佳の想いは継承されていくんですね。ストライクウィッチーズは継承の物語でもあるんですよね。
坂本少佐の師匠である北郷章香さんから坂本少佐へ、坂本少佐から芳佳ちゃんへ、芳佳ちゃんから静夏ちゃんへ。こうやって師匠と弟子のような関係が続いていくのですのね!
流石の芳佳もストライカーが無ければただの一般兵。手にしていた銃も弾切れとなり、もはやこれまでかというタイミングで、間に合った静夏のシールド。静夏はそのまま戦闘を継続しますが、やはり芳佳専用の震電を扱いきれず、なんとネウロイのビームが直撃、腹部に大傷を負わされ撃墜されてしまいます。
腹部の傷はもはや致命傷。すぐに治療したとしても助かるものではありません……。
そ、そんな……静夏ちゃんが……!
芳佳はその事にすぐに気が付き、どうにか自身の治癒魔法をかけようと試みますが、現在は魔法力も使い切っている状態、治癒魔法を放つことが出来ません。
静夏をどうにか助けたい芳佳。しかしどんなに願い祈っても治癒魔法を出せません。命の灯が消えゆく静夏は『最後に芳佳さんを守れて本当によかった』と言葉を呟き、そして静かに目を閉じました。
うう……、静夏ちゃん……。
静夏を助けることが出来なかった芳佳。しかしそれがトリガーとなり、芳佳の魔法力は天を貫くが如くの光柱と共に完全復活。ついでに息絶えたと思われた静夏も無事に息を吹き返し、見事事無きを得ました。
つ、遂に芳佳ちゃん復活ですわ!
芳佳の爆発的に膨れ上がる魔法力に反応したネウロイ達は、急いで芳佳の元に集結し始めます。地下の501メンバーが戦っていたゲルマニアのネウロイ達もいそいそと地上に向かい始めたので、501メンバーも後を追います。ついでにゲルマニアの中央の宮殿も破壊し、遂にドームの壁を無くすことに成功します。
地上では芳佳は一人で数多のネウロイを相手に大立ち回り。高速移動で急接近、自慢のシールドはもはや防御ではなく攻撃となり、シールドを衝撃波のように扱い敵をなぎ倒し、押しつぶします。
芳佳があっという間にネウロイを粉砕していく所に、他の501メンバーも集結。遂に全員集合となったところで、もはや敵ネウロイもこりゃヤバいと感じたか総員集結。ネウロイ達が寄り集まって最終決戦兵器『バビロニア』が姿を現します。地下で戦った姿がそのまま空中要塞と化したかのような姿です。
しかしここでED曲もかかり、501メンバーは処刑用BGMを背景にバビロニアを形作る建造物を次々に粉砕。速攻で破壊されていくバビロニアを残し、敵ネウロイの巣『ウォルフ』の本体が逃げるように空中上部に飛び出していきます。その上昇スピードは速く、もはやシャーリーですら追跡出来ない程。
逃がすまいと追いかけるカールスラント3人組。しかしやはり追いつけず、追跡は困難と思った矢先、一筋の光が駆け抜けていきます。それはやはり芳佳。通常の3倍のスピードで敵ネウロイを追い越し、そしてシールドで敵の上昇を食い止めます。
V-MAX、発動ですわ!
レディ!
と言いたいところですが前も言った記憶があるので、ここは『クラッシュイントルード』で!
敵本体の動きが止まった今がチャンス。バルクホルン、ハルトマン、そしてミーナが総攻撃を仕掛け、遂にウォルフのコアの破壊に成功。
ベルリンの空を覆っていた黒雲が払われ、空は青さを取り戻します。遂にベルリンの開放に成功しました。
スタッフロールが流れ、そのままの流れでエンディングへ。
しかし、今回倒したウォルフはカールスラント北部に巣くっていたネウロイの巣。まだカールスラント南部にもネウロイの巣は残っており、更にはオストマルクも未だネウロイの占領地区です。ネウロイとの戦いはまだまだ終わりません。
『私も、私に出来る事をこれからも続けていく』と芳佳が言葉を綴ります。
ストライクウィッチーズの戦いは、まだまだ終わらないのです。
それなのに……。
それなのに!
最後に『おわり』ってどういうことなのですか! 全然話が違うじゃないですか!
お、落ち着きなさいな! 最後に『おわり』ってつけたとしても、別に普通じゃないですの。まだまだ4期の可能性は十分にありますわよ!
じゃあ素直に『つづく』でいいじゃないですか。なんでわざわざ『おわり』なんて……。
それは……。実際、ここまで強くなりすぎた芳佳ちゃんの扱いには、もはや公式さんも手に負えなくなってきたという大人の事情があるかもしれませんわね……。
確かに……、最後の方はもうスーパーサ〇ヤ人かと思わんばかりの活躍をしてましたね。芳佳にスポットを当てた話はもう作り辛くなってきたのかも……。
『ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN』は終わってしまいましたが、実はなんと2021年1月には『ワールドウィッチーズ発進しますっ!』のアニメが放送されるんですのよ!
他にも2021年放送予定のアニメ『連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ』もありますわ!
いやっほう! やったぜ! まだまだウィッチーズ旋風は終わらないんや! ルミナスウィッチーズは一体どういう内容になるのか皆目見当がつきませんけど!
うーん、歌って踊る魔法少女隊? みたいな感じになるんですかね? わたくしもよくわかりませんわ……。
とにかく、ストライクの面々の活躍もこれにて見納めになるかもしれませんね。もちろん4期の可能性はありますが、それもすぐに、というわけにはいかないでしょう。
1期での人型ネウロイ(通称ネウ子)等、謎は残っていますから、その辺を補完するような過去の話とか見たい所ですよね。
まあ、ネウ子に関してはもはや謎のまま終わりそうですが……。
しかし、今回のエンディングはちょっと淡泊な感じがしましたわね。もう少し平和になった世界の一コマを見たかったですわ。例えば、バルクホルンさんと妹のクリスちゃんとの絡みとか……。
そうですねえ。僕も芳佳の扶桑の友達『みっちゃん』とのやりとりは見たかったですね。まさか3期では一度もみっちゃんを見ないまま終わるとは思いもしなかったので……。
ああん、そう言われてみればそうでしたの! これはやはり4期が必要ですわ! 今度は2クールでもいいんですわよ!
まったくです!
というわけで、今回で『ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN』の感想は終わりになります。
『ワールドウィッチーズ発進しますっ!』に関しては、感想記事を書かないつもりです。それはマンガ版の発進しますっ!を読んでいるので、展開が恐らく分かってしまっているからです。
『ルミナスウィッチーズ』に関しては感想を書くかもしれませんね。しかし、僕はやはりバトルアニメが好きなのです。バトル要素無しだとちょっと熱くなれないので、どうなるかは分かりません……。
しかし、改めて今回のストライクウィッチーズROAD to BERLINは面白かったですね。素晴らしい作品でした。こういったものを視聴できるのは製作スタッフさんや声優さん、アニメに関わる全ての方々のお陰だと思います。この場を借りてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
以上でアニメ「ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN」最終話「それでも私は守りたい」の感想を終えたいと思います。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
おわり!