「ボンバーマン2」 ファミコンゲーム紹介第14回目

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 完成されたゲームシステムというのは、何年経っても愛されるゲームとなるのは必然なのでしょう。

 このボンバーマンシリーズは、今現在(2020年)まで続いている素晴らしいゲームです。その初期のタイトルですが、対戦機能が追加されています。

 対戦ゲームとしての金字塔となっているボンバーマンシリーズ。その魅力に取りつかれた方はたくさんいらっしゃるでしょう。

 

カセット表面です。この絵の通り、3人対戦可能のゲームとなっています。

 

 ボンバーマン2は、1991年6月28日にファミコンソフトとしてハドソンさんから発売されたアクションゲームです。

 特徴的なのは、タイトル通り爆弾を扱ったゲームというところでしょうか。置いてから時間差で爆発する爆弾を使いながら、ブロックを壊し、敵を倒していくゲームです。

 初代「ボンバーマン」からゲームシステムはほとんど変わっていません。それくらい完成されたゲームだったと言えるでしょう。

 ボンバーマンシリーズという括りにしてもいいのか迷いますが、ファミコンゲームで「ボンバーキング」というゲームがあります。

 こちらはボンバーマンとはまったくと言っていい程ゲーム性が変わっており、共通しているのは「爆弾を置いて進んでいく」という事くらいでしょうか。

 こちらはファミコン屈指の激ムズゲーとなっております。ですが、しっかりと遊べる作品に仕上がっているので(知識は必要になりますが)、僕の好きなタイトルのひとつでもあります。いつかゲーム紹介させていただければ、と思います。

 

 

 プロローグ

 ゲームのオープニングデモを再現した画像を用意したので、これを見ながら解説していきたいと思います。

 

 道路を歩いていた白ボンバーマン。向かいには黒ボンがいます。

 

 黒ボンは建物に入っていきました。そこは銀行です。

 それを向かいの道から見つめる白ボン

 

 銀行から出てきた黒ボンはまっすぐ白ボンに向かってきます。

 

 突如ドル袋を差し出す黒ボン白ボンはあっけにとられます。

 

 理解が追い付かないままパトカーがやってきます! その場を離れる黒ボン

 

 あわれ捕らえられてしまった白ボン

 

 これが問題のシーンです。この間セリフ等も無く、淡々と進みます。展開が早すぎますね。

 警察が来たのも銀行側の通報ですかね。「なんかヘルメット被った小太りのベルト付けた奴にお金を奪われた!」みたいな。

 「なんやそれ、そんなやつおるわけ……ファーwwwおるやんけ!みたいな感じで有無を言わさず白ボンを捕らえたというところでしょうか。かわいそう。

 黒ボンの意向も気になりますね。どうしてこんなことをしたのか、はてさて……。

 

 

 ゲームモード

 ざっくり分けて一人用モード(ストーリーモード)と対戦モードがあります。

 一人用モードでは1ワールドにつき8つのエリアがあり、全6ワールドなので計48エリアをクリアすることでエンディングを迎えることになります。

 エリアの広さはそれぞれ違います。1画面分の広さと2画面分の広さのエリアがあります。

 

 対戦モードでは、2人対戦と3人対戦があります。

 ですが対戦モードだとパワーアップアイテムが爆弾と火力しかないので、最近のボンバーマンをプレイしている方々からすれば、非常に物足りないものとなっています。まあそれは仕方のない事なのですけどね……。

 

 操作方法

 十字キー …… 移動(4方向)

 Aボタン …… 爆弾設置

 Bボタン …… リモコンを装備していた場合、爆弾起爆

 

 ゲームが始まるとこんな感じの画面になります。

 左上にいるのが主人公の白ボンバーマンです。

 風船みたいな形をしているのが敵です。

 

 Aボタンで爆弾を設置できます。(本来は自分いる位置に爆弾を設置するのですが、キャラに被せると絵的に見辛いため前方に配置しています。)

 

 約2,5秒後くらいに爆発します。一人用モード開始時の爆弾の火力は最低の為、ブロック1マス分しか火柱がでません。置ける爆弾の数も一個です。

 

 ブロックを壊すとアイテムが出ます。1エリアにひとつだけアイテムが出現します。アイテムは色々な種類があります。

 これは「火力アップ」です。これを取得すると爆弾の火柱の範囲が広くなります。

 アイテムを取得するとBGMが変わります。恐らく「このエリアはアイテムを取得した」とプレイヤーに分かり易くするようにする為ですかね。

 

 ブロックを壊していると扉が出現します。

 この扉に入ればエリアクリアとなります。

 ですが、エリア内にいる敵すべてを倒さないと入る事は出来ません。アイテムは取らなくてもクリアすることは出来ます。

 

 敵は爆弾の火柱を当てることで倒す事が出来ます。

 

 言わなくてもわかると思いますが、火柱に触れたり、敵にぶつかるとミスになります。一撃アウトです。

 

 基本は

 ・アイテムを取得する

 ・敵を全滅させる

 ・上記二つを終えたら扉に入りクリアする

 という流れで攻略していく形になります。

 

 ここで注意ですが、扉に対して爆弾の火柱を当てると敵が出現します。

 いわゆるペナルティ的な感じですが、敵は大して強くありません。が、数が多いので強化が整っていない序盤は苦戦するかもしれませんね。

 ちなみにアイテムを燃やしても敵が一体出現します。

 

 アイテム紹介

 ここで出現するアイテムを一部紹介します。

 

 左から順に解説していきます。

 ・火力アップです。火柱の範囲が広くなります。最大火力は5ブロック分です。

 ・爆弾所持数アップです。最大数は8個です。

 ・ドルアイテムです。取得すると点数になります。強化が整っていない内はハズレ枠です。

 ・スケートです。取得すると移動速度がアップします。やられると効果が無くなります。

 ・リモコン爆弾です。取得すると爆弾が時間経過で爆発しなくなり、Bボタンで爆弾を手動で起爆できるようになります。爆弾の見た目は変わりません。やられると効果が無くなります。

 ・耐火ベストです。取得すると一定時間火柱に対して無敵になります。この耐火ベストは効果が2種類あり、一つは火柱に対して白ボンが吹き飛ばされる挙動になります。もうひとつは吹き飛ばされることがありません。

 ・謎アイテムです。リモコン爆弾を取得していると出現するようになります。取得すると「耐火ベスト2種類、ドルアイテム、1UP」の4つのうちのいずれかになります。

 他にも「壁通り抜け」「爆弾通り抜け」のアイテムがあります。それは名称通りの効果を発揮します。やられると効果が無くなります。

 

 上記のアイテムとは別に紹介したいアイテムがあります。各ワールドのエリア6に必ず出現するボーナスパネルです。

 見た目は1UPしそうな感じですが違います。これを取得すると、ステージクリア後にボーナスステージに突入します。

 

 ボーナスステージでは制限時間内に敵をたくさん倒していきます。ステージの広さは2画面分です。

 プレイヤーは無敵なため、ミスを恐れずに爆弾をガンガン爆発させていきましょう。

 イラスト右の方に走る白ボンがいますが、これに触れると1UPします。しかし通常の約3倍のスピードで動くシャア専用白ボンの為、運が悪いと取得できずに終了してしまう可能性も多くあります。

 ([∩ ∩])<坊やだからさ

 

 上記アイテム群のうち、もっとも優秀なのは「リモコン爆弾」でしょう。

 これがあるのと無いのとではゲームの難易度に雲泥の差が出ます。ミスをしたら効果が消えてしまうので、なるべく焦らずに攻略していくといいです。基本、ミスをするときは自爆が主なので……。

 それにワールド6ではエリアの制限時間が今までのステージに比べて少ないので、慎重にプレイすると時間切れでミスになるという……。リモコン爆弾ないと本当にキツいんですよ。

 

 敵キャラクター紹介

 ごく一部ですが敵キャラも描きました。

 一部の敵は動きが早かったり、壁を越えてきたりと厄介な敵も居ます。

 

 システム的にはこんな所ですかね。

 

 ストーリー

 一人用モードでは、各ワールドが始まる時に一枚絵が表示されます。

 

 1ワールド開始直後にトラックで刑務所へ輸送されるシーン。背景がセピア色なのも悲壮感が漂ってきます。

 (´・ω・`)出荷よー

 ([´・ω・`])そんなー

 

 その後、

 

 刑務所を脱走した白ボンは、鬱蒼と覆い茂る樹海へと足を踏み入れ……

 

 山へ向かい……

 

 洞窟の中へ……

 

 そしてワールド6、ラストステージへ……!

 

 

 

 が、ダメッ……!

 白ボン、痛恨のミス……!

 

 なんとステージ1の刑務所に戻ってきてしまいました。これには白ボンも参った模様……。

 

 これはループゲームとかそんなのではなく純粋に、戻ってきたワールド1が最終ステージのワールド6として始まります。

 ワールド1に比べてなぜか崩壊気味の内部であったり、BGMが変わっていたりと全然別物です。

 僕はワールド6のBGM、結構好きなんですよね。

 

 ワールド6をクリアして、いよいよエンディングです。

 白ボンを嵌めた黒ボンの意図やいかに……?

 一体どんなエンディングになるのでしょうか!

 

 

 

 

 町で見つけた黒ボンに土下座させてジ・エンド!

([∩ ∩])<倍返しだ!

 

 結局どうして白ボンを嵌めたのかよく分かりませんでした。

 あまり深く考えてはダメみたいですね。

 

 

 こんなところでファミコンソフト「ボンバーマン2」の紹介を終えたいと思います。

 では、読んでくださってありがとうございました。

 

 

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おまけ

 

……黒ボンって初期の頃は悪役でしたのね。今で言えば2Pカラーくらいの立ち位置ですのに……

あーっ! ボンバーマンやってる! メイもやりたい!(ドアガチャ

あら、メイ。……そうですわね、ちょっと対戦でもしてみましょうか。

やる!

ボンバーマン2は2人対戦モードと3人対戦モードがありますの。でも2人対戦だとアイテムが爆弾と火力しかないから寂しいのですわ。3人対戦はそれにドクロアイテムも追加されてますから、もしも対戦するのが2人だけでも、3人モードでプレイするのがオススメですわ

ふーん、よくわかんないけど、つまりおにーちゃんも入れて3人対戦すればいいってことでしょ?

……そうね、それが手っ取り早いかしら。じゃあ呼んでこないと――

ドアガチャ)お嬢様ー、メイちゃん知りませんか? って、ここにいたんですね!

あなたってホント、タイミングがいいですわね。じゃあさっそく始めましょうか!

え?! なんですか!?

 

  白ボン……お嬢

   青ボン……アトラ

   赤ボン……メイ

 

さあ、開始ですわ! 取り合えずアイテムを集めて自身を強化しないと!(わたくしの位置からしても、積極的に動かなければアトラとメイが争う展開になりそうですわ! ここは漁夫の利を狙いますか……うふふ)

ボンバーマンですか。なつかしいですね……。

おにーちゃんは、青ボンなんだ……。

 

 

さあ、2人のブロックが開通しましたわ!

なんか、メイちゃんに攻撃するのは気が引けるなあ……

おにーちゃんに攻撃するの、なんかヤダ……

 

 

なっ……!? 2人ともスルーですの!? ははーん、まずはお互いアイテム集めに専念しようって魂胆ですのね! ではわたくしも気兼ねなく強化にまわりましょうか……

ん……?

 

 

 ボボボボカーン!

きゃあああ!

あ、危なかったですわ! 火力がもう一個上でしたら黒焦げでしたの! しかし、今ので確信しましたわ! 二人とも、結託していますわね! なんてこと! 忖度ですわ、忖度!

あはは、いやあ、なんとなくそんな流れになってしまって……

そんたくって何? メイわかんない!

絶対わかった上でひらがな表記してますわね、なんたるメスガキかしら! 恥を知りなさい!

むーっ、なんか悪口いわれてるのは分かる!

そうですよ! メイちゃんはまだ子供なんですから、お嬢様、ここは潔くやられるべきです!

キーッ! 本性を現しましたわね! 2体1なんて厳しいですの! こうなったらいちかばちか、ドクロアイテムにかけますわ! ドクロアイテムは4種類の中からランダムな効果をプレイヤーに与えますの!

 

 

ありました、ドクロアイテムですわ! これに賭けますの!

 取得すると、それはスピードアップの効果だった!

おーっほっほっほ! ドクロアイテムの中で一番いい効果ですわ! やはり選ばれし者は違うんですわね! ザクとは違うのですわ、ザクとは! さあさあ、わたくしに追いつけるかしら!

なんて運がいいんでしょう! ここまで移動速度に差があると、どうにもならない……。よし、ボクもドクロを取る!

メイも取るーっ!

 

 

ああ! これは爆弾垂れ流しの効果です! これはボタンを押さなくても勝手に爆弾を設置してしまうもの!

メイの火力、一番ちっちゃくなっちゃった~!

おーっほっほっほ! 二人ともなんたるザマですの! ちなみに爆弾垂れ流しの効果は、わたくしの地元では下痢便と呼ばれて畏怖されてきた効果ですわ!

な、なんという汚い言葉を! もうこうなったら仕方ありません、お嬢様に特攻です!

今のわたくしはシャア専用白ボンですのよ? あなたの攻撃なんて通用するわけ……くっ、なかなかどうして、先を読むような動きを見せますわ!

とりあえずメイも爆弾おく!

あっ、あーっ!

 

 ボボボボカーン!!……

 

 

やはりボンバーマンというのは面白いゲームですわね!

はい! ルールも分かり易くて遊びやすいです!

メイも好き! まだまだ対戦する!

 

 

 これで終わりです。

 ここまで読んでくださってありがとうございました。

 

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