「グーニーズ」ファミコンゲーム紹介第4回目
同名映画のゲーム化作品です。このグーニーズは、ファミコンソフトの中でも有名な作品の一つだと思います。特に、シンディ・ローパーさんが歌う映画主題歌の「Goonies’R’Good Inough」(グーニーズはグッドイナフ)がゲームのメインテーマBGMとしてファミコン音源で再現されているので、曲を知っている人も知らない人も、聞いてみれば軽快なBGMできっと好きになるでしょう。
グーニーズは1986年、同名映画のゲーム化としてコナミさんから発売されました。
このゲームはアクションゲームです。全6ステージですが、ゲームクリアには少し条件があります。それはさらわれた仲間たちが各ステージで一人いるので必ず助け出すこと。5ステージクリアの時点で助けられなかった仲間がいると、ラストステージに行けず、強制的に1ステージに戻されるという仕様になっています。
ストーリーの紹介ですが、ゲームの説明書が無いので原作映画の方から予想させてもらえば、『悪者フラッテリー一家に主人公マイキーの仲間たちがさらわれてしまったので、皆を救出しながらフラッテリー一家よりも先に海賊の残した財宝を見つける』という感じだと思います。
操作方法
十字キーで移動
Bボタン……攻撃
Aボタン……ジャンプ
内容
各ステージ中、ドクロマークのある扉が無数にあります。その中には、アイテムやステージクリアに必要なカギ、またはさらわれた子供たちが隠されています。
扉は閉ざされており、通常開けることは出来ません。扉といえばカギを使えば開けられると思いますが、このゲームでの開け方はそうではありません。
扉を開けるには、発破するのです!
カギなんか必要ありません。扉を破壊する行為こそマスターキーなのです。
道中出現する敵を倒すと爆弾を落とします。それを取得したら、十字キー↓+Bボタンで爆弾を置けますので、それを扉の前に設置。爆発すると、見事扉は開け放たれます。というか無くなります。中に子供たちが居るのに、とんでもない開け方です。
ドクロの扉を開け、さらわれた子供たちを救い、ステージクリアのカギを集めてクリアする。これが一連の流れです。
各ステージも特色があります。炎噴き出す箇所や、上方から大滝が流れてプレイヤーを妨害します。そこに通常の敵や、倒しても一定時間経つと復活し再び追いかけてくるフラッテリー一家の敵キャラなど、たくさんの苦難があります。普通にプレイするだけでは難しい場面が多々あります。
実はこのグーニーズには、隠された装備アイテムが複数あります。その装備アイテムはドクロの扉からは出現せず、道中のある一定の箇所で上を押す等の行動をすると出現します。
この隠しアイテムを取るかどうかで、クリア難易度が大幅に変わってきます。装備アイテムの中には炎のダメージを無効化や、滝のダメージ無効化等、非常に強力な効果をもったアイテム達があるからです。
ダメージを食らう仕掛けを一切無視できるのは、攻略が非常に楽になると思いませんか? 特にアクションゲームにおいては殊更重要だと思います。
そのせいもあって、このグーニーズというゲームは難易度が非常にマイルドだと思います。コンティニューこそ出来ないものの、そういった隠しアイテムを取ることで大幅な難易度低下を望めます。当時、難しいゲームばかりの時代に、こうやってある程度手軽にエンディングを迎えられるゲームというのは重宝したのではないでしょうか。ゲーム自体も非常に軽快なアクションで楽しめますし。
1986年に出たゲームとしては「がんばれゴエモン」や、ゲーム紹介2回目で挙がった「キングコング2」辺りだと思いますが、その二つともクリアに根気がいるゲームだったので、このグーニーズは非常に遊びやすさがありました。
ドクロの扉に隠された子供たちは、プレイする度にランダムに場所が変わるので、何度プレイしても楽しめました。
グーニーズはファミコン版の他にもゲーム作品があるようです。僕はプレイしたことがありませんが、PC版とMSX版があります。こちらもコナミさんが製作しているようです。
おわりに
僕が今回ご紹介したファミコン版グーニーズは現在、版権の関係上移植は難しいようです。しかし主人公マイキーのキャラクターはコナミさんが作られている音楽シミュレーションゲーム「ポップンミュージック」に出演しているシリーズがあるとか。メインテーマBGMも楽曲として収録されてあるシリーズがあったようですが、今現在の最新作では無くなったとのことでした。マイキー自体もシリーズ最新作に出演しているかどうかは……わかりません。すみません。
では、以上で終わりです。長々と読んでくださってありがとうございました。