「デジタルデビル物語 女神転生」ファミコンプレイ日記3日目
前回2話目のあらすじ……。
仲魔を集め、無事にダイダロスの塔のボス『ミノタウロス』を見事倒したユミコお嬢とナカジマアトラ。
大魔王ルシファーを倒す為の第一歩を踏みしめた二人であったが……。
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回復の泉でミノタウロスとの戦いの疲れを癒し、一行は次なる目的地を目指す!
とは言っても、この後どうしたらいいか分からないのですよね……。
そうですね、ミコンの町の人達からは感謝の言葉をいただいたものの、次の目的地への情報はまったくありませんでしたからね……。
とりあえず、ダイダロスの塔を隈なく探して次の目的地への手がかりをつかむしかなさそうですわね……。
ぼうず達、ミノタウロスを倒してくれてありがとうよ! 今度一緒に酒でも飲みかわそうじゃないか!
ありがとうございます! その時を楽しみにしていますね!
二人はダンジョン内の散策を開始した! そこで二人はダイダロスの塔3階にてアイテムを発見した!
これは、盾ですの?
そうみたいです。真ん中に大きく『G』と書いてありますね。せっかくなので装備してみましょうか。
……あれっ、これはボクには装備出来ないですね(盾はナカジマ用の防具)。一体なんの為の盾なのでしょうか?
うーん、まあせっかく見つけたものですから、取り合えず持っておきましょうか。
続けて、ダイダロスの塔の1階を隈なく散策していた二人。すると、周りの景色が一変する!
な、なんだか雰囲気が変わりましたね!
これは良い兆候ですわ! このまま進みましょう!
カベに何か書いてある!
『ヴァルハラの回廊』
ヴァルハラの回廊? 現在地の名前ですかね?
取り合えず周辺を散策してみましょうか!
周辺をやみくもに歩いていると、お店を発見した!
いらっしゃいませ。何か武具はお要り用ですか?
あらっ、あなたはミコンの町の武具屋の店員さんですわね! ここでもお店を開かれていたのですか?
え? ああ、あなたがたはミコンの店を知っているのですね。
あの子は私の姉妹で、周りからもよく似ていると言われるんですよ。
そ、そうでしたの、早とちりで失礼いたしましたわ。
取り合えず、商品を見せていただけるかしら?
ええ、こちらになります。
武器
・さそりムチ …… 280マッカ
・鎖がま …… 400マッカ
・カタナ 600マッカ
・プラチナの短剣 990マッカ
防具
・くさりかたびら …… 800マッカ
・ブレストプレート …… 2200マッカ
・鋼鉄の盾 …… 500マッカ
・ケブラーヘルメット …… 500マッカ
ミコンの町よりもグレードの高い武具を取り扱っていますわね!
防具のブレストプレートは少々お高いので、簡単に変える金額ではありませんが……。
そうですね、でも結構マッカは溜まってますし、ブレストプレートはまた今度として他の装備に資金を回しましょう!
※ 武器防具は二人がそれぞれ装備出来るもの・出来ないものがあります。
通常、防具だと盾はナカジマが装備可能、頭装備はユミコが装備可能となっておりますが、この『ケブラーヘルメット』に関してはナカジマも装備が可能なので、忘れずに装備しましょう!
ナカジマアトラはカタナ・くさりかたびら・鋼鉄の盾・ケブラーヘルメットを装備中!
ユミコお嬢はプラチナの短剣・コンバットスーツ・ケブラーヘルメットを装備中!
わたくしの服はいまだに最初期に80マッカで購入した『コンバットスーツ』ですわね……。
お嬢様に合う体装備が無いんですよね……。ボクはしっかりと装備を固めて防御力が高くなっていますが、お嬢様は装備的にも防御力が低いので気を付けてくださいね。
まあいいですわ! それに防御力が低いっていうのはRPGヒロイン(魔法キャラ)にはよくある風潮ですし、わたくしのようにか弱い乙女なら当然の要素ですわ!
か弱い乙女が、仲魔を募る時にあんな脅迫紛いの勧誘なんてしないワンねえ……(そうですワン! それこそがヒロインの嗜みですワン!)
け、ケルベロスさん! 心の声の方が出てますよ!
ワン!? 口に出てたワン!?
……。
すみません店員さん、こちらもいただけるかしら?
こちらですか?
お客様は現在プラチナの短剣をお持ちですから、こちらでは逆に攻撃力が低くなってしまいますが……。
ええ、別の使い方をするから良いんですの。こんなふうに!
ユミコお嬢はケルベロスの首にくさりムチを巻き付けた!
ワン!?
く、くさりムチをリード代わりに使うなんて……。
ふう、これで散歩しやすくなりましたわね。さ、行きますわよケロちゃん……。(リードグイ)
こ、これは使い方を間違えているワン! 許してワン!(クゥーン!)
……彼女はマモノを使役しているようですが、ビーストテイマーか何かなのですか?
ま、まあ、似たようなものです……。
二人は武具屋を出て、周辺の散策を開始する。すると、また見知った人物を発見した!
あらっ、あなたもミコンの町にいた門番さんではないですか?
門番はお嬢を無視するかのように一言も喋らない!
お嬢様、多分彼はミコンの町の門番さんではないですよ。装備も違いますし、何より町を離れる際に出口の見張りをしていましたから。ボク達に声を掛けてくれたじゃないですか。
そうでしたわね。似ているものですからてっきり……。
あの! わたくし達はここを通りたいのですが!
門番は無視を貫いている! 二人を通す事も無さそうだ!
キーッ! なんなんですのあなた! わたくしを無視するとは良い度胸ですわね!
おまえたち、やーっておしまい!
アラホラサッサーワン!
な、なにさせてるんですか、ダメですよ! ここは諦めて、別の道を探しましょう!
二人は来た道を戻り、別の場所を探し始めた!
すると今度は違う門番が姿を現した!
私は副門のガル。正門の兵士ドルの弟だ!
副門と正門があるのですか? こちらが副門だとすると、先ほど無言でボク達を通してくれなかった方が居たほうが正門ということですかね?
そうだ、ドルは門を通してはくれなかっただろう……。奴はガンコだからな……。
ガンコっていうか、こちらにまったく取り合ってくれなかっただけでしたけど……。
実はな、わしならお前たちを通してやらない事もない……。ただしわしの言う条件を飲めばの話だが……。どうだい?
条件? もしや、こんな乙女に出す条件なんてあんな事やこんな事、ハレンチないかがわしい事に決まってますわ! まあなんて下劣な悪漢なのかしら!
ま、まて! 変な勘違いを召さるな!
実は、いたずら好きなゴブリンが私の盾を奪っていったのだ。このままではどうも恰好がつかぬ!
どうか私の盾を見つけてきて欲しいのだ!
盾、ですか。もしかして……。
アトラは道すがら見つけた盾をガルに見せた!
おお! わかものよ! 私の盾ではないか! ありがとう!
お礼に門を開けてあげましょう! ドルの所がダメならいつでもこちらへいらっしゃい!
ありがとうございますわ! やりましたわね、盾を見つけておいて良かったですわ! 門番さんも興奮のあまり途中から敬語になってましたわね!
これでなんとか中に入ることが出来るようになりましたね!
ちなみに、この先は『ビエンの街』になりますが……今はマモノが徘徊し、とても町とは言えない状態ですよ。魔王『メデューサ』の支配下に置かれていますからね。やつに歯向かったものはみな、石にされてしまいました。どうかくれぐれも気をつけてくださいね。
なるほど、つまりこの先にはボスが控えているという事ですわね。ありがとうございますわ、気を付けて進むことにしますわね!
ありがとうございます!
……しかし、町がマモノの手に落ちているのならば、彼はどうして門番なんかしているんですかね?
……あまり深く考えてはいけないようですわね!
門を抜けると、また新しい景色が二人を包み込んだ!
今までとは一変した雰囲気になりましたわね。街灯らしきものもありますし……。
そうですね。しかし、次の目的地も見つかったことですし、今日の所は一旦ミコンの町に戻って休憩しませんか?
そうですわね、色々と散策して疲れがありますわ。今回の冒険はここまでにしておきましょうか。
二人は一旦ミコンの町で態勢を整える事にした!
しかし帰り際、どうも道を間違えてしまったようで……。
……帰り道が分からなくなりましたわね。
はい、まずいですね……。この辺は似たような見た目で入り組んでますから、非常に迷いやすいですね……。
周りの壁の見た目が変わったそんな時、敵が現れた!
ユウレイですわ! なんだか雰囲気も恐ろしげですし、さっさと倒してしまいましょう!
はい!
ゴースト・イスマの攻撃!
ユミコお嬢に75のダメージ!
きゃあああ! 痛ったーい! 痛すぎますの!
ミノタウロス戦の時よりも食らいましたの! 相手はただのザコ敵でしょう!?
そ、そのようですね! お嬢様の防御力の低さも相まって、相当なダメージになってしまいますね!
しかし、ダンジョンが変わるとここまで敵が強くなってしまうなんて……、またレベル上げ生活に逆戻りでしょうか……?
い、いえ、こんな時こそ相手を仲間にする『話す』コマンドですわ! こんな強力な敵が仲間になってくれれば非常に頼もしい限りですの!
あの、もし? 宜しければ話を聞いてくださるかしら?
はい? どうかされましたか?
あなた、お強いですわね! わたくし達、ここのダンジョンであるビエンの町をメデューサから取り戻す為に仲魔を集めてますの! どうかわたくし達の仲魔になってほしいのですわ!
あー、なるほど。そういうことですか。
残念ですが、私は仲魔になるマモノではないのですよ。
あら、そうでしたの!? わたくしはてっきり……。
それに、ここはビエンの町の管轄ではないですよ。
え?
ここはヴァルハラ回廊ダンジョンです。
よくあるんですよ、ビエンの町に向かっていたらヴァルハラ回廊ダンジョンに迷い込んでしまうのが。それもそのはず、ビエンの町に繋がる場所がヴァルハラ回廊の一部フィールドを通過しないといけないからなんですよね。
この辺はしっかりマップを把握していないと、いつの間にかヴァルハラ回廊ダンジョンの深くまで迷い込んで、帰り道も分からなくなってしまう、なんてことも起こりかねません。
ストーリー攻略順的にはビエンの町を攻略されてからヴァルハラ回廊ですので、私と相まみえるのはまだ先の方が良いでしょう。それでは気を付けてくださいね。
ゴースト・イスマは去っていった!
す、すごく親切なユウレイさんでしたわね……。
まったくですね……。ここは彼の言う通り、道を引き返しましょう。
ヴァルハラ回廊ダンジョンに迷い込むのを何とか防いだ2人。
しかし、やはり帰り道が分からず、迷い込んでしまった部屋に謎の人物がいた!
???『あなたはだんだんねむくなーる、ねむくなーる……』
な、なんなんですのコイツは!……いったい……。(バタリ)
お、お嬢さま! 起きて……くださ……。(バタリ)
……はっ! ここは……ミコンの町?
うーん……。あ、お嬢様、おはようございます……。今日もレベル上げに行きますか……?
寝ぼけてないで、しゃんとなさいな!
しかし、なんだかよく分かりませんが、帰ってこれましたの……。あの落語家みたいなやつは、一体……。
図らずも無事にミコンの町に帰ってこれた二人。
次こそはビエンの町攻略を目指す!
という所で3日目は終了です。
ビエンの町への流れ、みたいなのを書いていたらだいぶ記事が長くなってしまったので、今回はこの辺で終了とさせていただきます。
記事途中でゴースト・イスマと遭遇したシーンがありましたが、多分殆どの女神転生プレイヤーがビエンの町よりも先にヴァルハラ回廊ダンジョンに迷い込んでしまったと思います。それほどビエンの町とヴァルハラ回廊ダンジョンは目と鼻の先にあります。
ヴァルハラ回廊の敵はとにかく強敵ぞろいなので、なんとなく『あれ、おかしいな』と気が付くかと思いますが、気付くのが遅いと敵と遭遇して逃げ切れずやられてしまう、なんて事もあるかと思います。むしろありました。
今回の大事なところは、
・ケブラーヘルメットはナカジマも装備できる!
くらいでしょうか。
ナカジマは盾、ユミコは頭防具という先入観を持っていたせいか、ナカジマがケブラーヘルメットを装備できるというのに驚いたものです。
では、今回はここで終了です。4日目に続きます。
ドット絵を描くのが遅いので、更新に時間がかかってしまうかもしれませんが、ご了承ください。
それでは、最後まで読んでくださってありがとうございました。